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インテリックス Research Memo(6):リノヴェックスマンションやリースバック物件等の仕入を強化

2020/8/19 15:06 FISCO
*15:06JST インテリックス Research Memo(6):リノヴェックスマンションやリースバック物件等の仕入を強化 ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 インテリックス<8940>の2020年5月期末の総資産は前期末比1,840百万円増加の38,596百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が552百万円減少した一方で、たな卸資産が4,270百万円増加した。たな卸資産については、リノヴェックスマンションの仕入増に加えて、リースバック物件のうち約25億円分を固定資産から振り替えたことが増加要因となっている。リースバック物件については一定水準まで積み上がってきたことから、流動化することを視野に入れている。固定資産では、長期保有収益物件が前期末比14億円減少の86億円となった。リースバック物件の一部を流動資産に振替えたことで減少したが、同要因を除けば増加している。 負債合計は前期末比1,867百万円増加の27,961百万円となった。物件取得資金として有利子負債が1,045百万円増加したほか、クラウドファンディングによる資金調達額として匿名組合出資預り金765百万円を流動負債に計上している。また、純資産合計は前期末比27百万円減少の10,635百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益522百万円を計上した一方で、配当金支出で245百万円、自己株式の取得で298百万円を支出したことが減少要因となった。 経営指標を見ると、有利子負債残高の増加と純資産の減少により自己資本比率が前期末の29.0%から27.5%に低下し、有利子負債比率が同224.3%から234.7%に上昇した。これらの変動は、事業拡大や株主還元といった前向きな要因によるものと捉えることができる。同社は経営の安全性を保つため、自己資本比率については25%以上の水準を維持していく方針を示している。また、資金調達の手段として銀行からの借入等に加えて、クラウドファンディングによる調達も今後、積極的に進めていく予定となっている。京町家の宿泊施設等に関しては自社プラットフォームの「X-Crowd」を通じて、また、リースバック物件についてはファンズ(株)が運営するプラットフォーム「Funds」を通じて今後も幅広い投資家層から調達していく方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《NB》
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中古マンションの買取再販を行うリノベーション事業が主力。国内トップクラスの販売実績が強み。リースバックなどソリューション事業も手掛ける。リノヴェックスマンション販売は順調。ホテル事業は稼働率上昇。 記:2024/06/03