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オプティム Research Memo(6):AI/IoTサービスが前期比90%増と好調、全社売上高の30%程度に達する

2020/7/22 15:06 FISCO
*15:06JST オプティム Research Memo(6):AI/IoTサービスが前期比90%増と好調、全社売上高の30%程度に達する ■業績動向 1. 2020年3月期通期業績の概要 オプティム<3694>の2020年3月期通期業績は、売上高が前期比23.0%増の6,728百万円、営業利益が同166.3%増の256百万円、経常利益が同78.3%増の259百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同939.1%増の117百万円と20%増を超える増収とともに大幅増益となった。期初から戦略的な研究開発投資を行うことを宣言しており、公約どおり研究開発投資を優先した。 売上高は、創業来20期連続となる過去最高売上高を達成した。全社売上高の70%程度を占める既存サービスでは、ライセンス数を積み上げることで順調に推移した。売上の中心である「Optimal Biz」は、拡大を続ける市場において、4年連続国内MDM・EMM市場シェア1位の評価を獲得した。新規サービス(AI/IoTサービス)においても受注が好調であり、前期比90%増以上、全社売上高に占める割合が30%程度となった。新規サービス分野の「OPTiM Cloud IoT OS」関連では、農業、建設、医療、Dポットなど各業界で業界を代表する企業や団体との協力体制の構築が進み、製品発売やビジネスモデル構築などの成果が相次いでいる。特に先行する建設業界向けでは、「OPTiM Cloud IoT OS」を利用するためのカスタマイズ、環境構築等が発生し、同社のスポット的な売上の急成長につながった。また、パッケージサービス「OPTiM AI Camera」製品群では、「OPTiM AI Camera Lite」や「OPTiM AI Camera Mobile」などより手軽にAI、IoTを活用できるサービスが開始され、ライセンスの積み上げ及びカスタマイズ売上につながっている。 各利益に関しては、公約どおり戦略的な研究開発投資を継続し、企業規模からすると圧倒的に多額の研究開発投資(19億円超)を行った。売上原価で前期比33.5%増、販管費で同13.0%増としっかり費用を使ったが、増収効果が上回り、各利益の大幅増益を達成した。 無借金経営により高い財務の安全性を維持。業容拡大により資産規模が拡大 2. 財務状況と経営指標 2020年3月期末の総資産は前期末比878百万円増の4,604百万円となり資産規模が拡大した。うち流動資産は485百万円増の2,947百万円となった。主な増加は受取手形及び売掛金の378百万円増及び現金及び預金の136百万円増である。うち固定資産は393百万円増の1,657百万円であり、主な増加は投資その他の資産の319百万円増である。現金及び預金の残高は1,263百万円である。 負債合計は前期末比696百万円増の1,565百万円となった。主な増加は流動負債の664百万円増であり、支払手形及び買掛金、未払法人税等などの増加が要因である。有利子負債はなく、無借金経営である。純資産合計は181百万円増の3,039百万円であり、利益剰余金の蓄積が十分ある。 安全性に関する経営指標(2020年3月期末)では、流動比率で196.1%、自己資本比率は64.5%となっており、財務の安全性は非常に高い。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《YM》
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