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システム ディ Research Memo(6):収益拡大に伴い財務の健全性も大幅に向上

2020/7/17 16:06 FISCO
*16:06JST システム ディ Research Memo(6):収益拡大に伴い財務の健全性も大幅に向上 ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 システム ディ<3804>の2020年10月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比444百万円増加の4,569百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は収益増に伴い現預金が263百万円増加したほか売上債権の増加により受取手形及び売掛金が38百万円、たな卸資産が30百万円それぞれ増加した。また、固定資産はパッケージソフトのバージョンアップなどによりソフトウェア(仮勘定含む)が144百万円増加した一方、のれんが13百万円減少した。 負債合計は前期末比116百万円増加の1,701百万円となった。主な増減要因を見ると、有利子負債が30百万円増加したほか、未払法人税等が56百万円、賞与引当金が75百万円増加した。また、純資産は前期末比328百万円増加の2,868百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上394百万円と配当金支出64百万円が主な変動要因となっている。 経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の61.6%から62.8%に上昇し、逆に有利子負債比率が11.1%から10.9%に低下するなど、収益の拡大に伴って財務基盤の強化が進んでいることがうかがえる。「Value & Volume Business」戦略によって、安定収益基盤となるストック収入の積み上げが進んでいることも財務基盤の強化につながっていると考えられる。収益規模の拡大と安定収益基盤の構築が進んだことで、同社は長期戦略に基づく投資計画を実行していく環境が整ったと言えるだろう。なお、自己資本比率については60%以上を維持していく方針となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《EY》
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