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日本化 Research Memo(2):新製品開発力、製造技術力などによる多様な市場・顧客ニーズへの対応力の高さが強み

2020/7/3 18:22 FISCO
*18:22JST 日本化 Research Memo(2):新製品開発力、製造技術力などによる多様な市場・顧客ニーズへの対応力の高さが強み ■会社概要 1. 会社概要 日本化学工業<4092>は1893年創業で、無機化学を中心に展開する化学メーカーである。現在は化学品(クロム製品、シリカ製品、リン製品、その他)、及び機能品(電子セラミック材料、ホスフィン誘導体、農薬、電池材料、回路材料、その他)を収益の2本柱として、新規事業分野と位置付けるクリーンルーム・空調関連等にも展開している。創業以来120年以上の歴史の中で培った配合・合成ノウハウをコア技術として、新製品開発力、製造技術力、品質力など、多様な市場・顧客ニーズへの対応力の高さを強みとしている。 グループ企業(2020年3月期末時点)は、同社、子会社8社、及び関連会社4社の合計13社で構成されている。このうち連結子会社は東邦顔料工業(株)、(株)日本化学環境センター、(株)ニッカシステム、日本ピュアテック(株)、ロックゲート(株)、米国のJCI USA INC.(従来は持分法適用、2020年3月期から連結)の6社である。持分法適用関連会社は旭電化工業(株)(現ADEKA<4401>)と共同出資の関東珪曹硝子(株)、富士化学(株)と共同出資の京葉ケミカル(株)、日進ケムコ(株)と共同出資のエヌシー・テック(株)の3社である。なお中国の捷希艾(上海)貿易有限公司、タイのJCI(THAILAND)CO.,LTD.は非連結子会社で持分法適用外、関連会社のシンライ化成(株)は持分法適用外としている。 事業拠点は本社・研究所(東京都江東区)、東京物流センター(千葉県船橋市)、大阪地区営業事務所(大阪市中央区)、及び生産拠点の福島第一工場(福島県郡山市)、福島第二工場(福島県田村郡)、愛知工場(愛知県知多郡)、徳山工場(山口県周南市)を展開している。また旧工場跡地の資産有効活用として大型商業施設などへの賃貸物件(福島県郡山市、大阪市西淀川区)を保有している。海外は米国(JCI USA INC.)、中国(捷希艾(上海)貿易有限公司)、タイ(バンコク駐在員事務所、JCI(THAILAND)CO.,LTD.)に展開している。 2020年3月期末の資本金は5,757百万円、自己資本比率は54.2%、1株当たり純資産は4,066円52銭、発行済株式数(自己株式126,963株含む)は8,922,775株である。 2. 沿革 1893年9月に創立者棚橋寅五郎(たなはしとらごろう)が個人経営の棚橋製薬所を創業し、1915年に株式会社組織に変更して社名を日本製錬株式会社に変更した。クロム塩、珪酸ソーダ、硫酸アルミニウム、リン製品などを主要製品として事業を展開し、1944年3月には社名を現在の日本化学工業株式会社に変更し、1949年5月には東京証券取引所に上場した。 その後は高付加価値製品を中心に化学品・機能品の製造品目を拡大し、1994年4月には子会社の日本ピュアテックを設立して新規分野のクリーンルーム・空調関連にも事業展開している。2023年には創業130周年を迎える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《EY》
関連銘柄 2件
4092 東証プライム
2,434
4/23 15:00
+25(%)
時価総額 21,719百万円
化学品メーカー。リン、シリカ、クロムなどの無機化合物に実績。有機合成技術を用いた受託合成に加え、6N規格の高純度赤リンや高純度ホスフィンガスなど半導体材料も展開。新製品の売上寄与もあり、3Q累計は増益。 記:2024/02/09
4401 東証プライム
3,120
4/23 15:00
-45(%)
時価総額 323,756百万円
柱の化学品は半導体向け高誘電材料や自動車向け樹脂・潤滑油添加剤に強み。業務用食油も。24.3期3Q累計は後発薬の影響で傘下の日本農薬が足踏み。だが自動車関連が好調で増益に。通期営業最高益・連続増配を計画。 記:2024/03/12