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コネクシオ Research Memo(7):2021年3月期予想は見送りも、中期経営計画の事業戦略は進める

2020/6/16 16:27 FISCO
*16:27JST コネクシオ Research Memo(7):2021年3月期予想は見送りも、中期経営計画の事業戦略は進める ■今後の見通し 1. 2021年3月期の業績及び配当予想は見送り コネクシオ<9422>では、コロナの影響により、現時点では今後の業績予想を行うことが困難であることから2021年3月期の業績予想を見送った。同社は、「今後の状況変化を見極めつつ、一定の整理ができ次第、速やかに開示する」と述べている。ただし、発表している「コネクシオプラン2020」の事業戦略は粛々と進める計画だ。 2. 中期経営計画「コネクシオプラン2020」の基本方針 同社は2019年3月期を初年度、2021年3月期を最終年度とする中期経営計画「コネクシオプラン2020」に取り組んでおり、その基本方針として「5Gが拓くスマート社会へ向け、お客様接点の深耕と生産性の向上」を掲げている。現時点でもこの方針は変わらず、今期も継続して推進する方針だ。具体的には、顧客にしっかりと寄り添い、ベストパートナーとして、5G時代へ向けて、より安心で快適なサービスの提供に貢献するという「お客様接点の深耕」と、雇用環境が一段と厳しくなるなかで、既存事業の見直しを行い、ITシステムの積極導入と人財投資を行うことによる「生産性の向上」の2点である。コロナの影響で先行きは不透明であるが、2021年3月期もこの基本方針を粛々と進める計画だ。 3. 2021年3月期の主な取り組み(コンシューマ事業) (1) 顧客との長期的な関係構築 コロナ状況下では、顧客と従業員が安心して来店及び就業できる環境づくりに向けて、 ソーシャルディスタンスを確保した待合席を設営するとともに、 接客カウンターにはアクリル製パーティションを設置する。収束後については、店舗サービスの価値向上に取り組み、スマートフォン教室の再開後は顧客が安心して参加できる実施方法の見直しと講座の拡充を計画している。初期設定サポートの充実を図ると同時に、顧客が安心してスマートフォンを利用できる環境づくりを目指す。 (2) 生産性の高いオペレーションの実現 コロナ状況下では、営業時間、受付業務の制限下、顧客と従業員の安全を確保したうえで応対時間の短縮に尽力する。収束後については、店舗オペレーションの効率化に注力する。具体的には、来店予約制の運用高度化や 受付集計ツールの活用による店舗人員配置の強化、初期設定サポートスタッフの配置を実施する。 4. 2021年3月期の主な取り組み(法人事業) (1) モバイル・ソリューション・プロバイダーへの進化 コロナの影響で高まるテレワーク需要に対応したソリューション商材を拡充する。モバイル端末管理運用サービスの機能拡充に加えて、ソリューション営業体制を確立していく。 (2) IoT/5Gソリューションの拡充 次世代通信規格「5G」につながる、「IoTソリューション」の取り組みを拡大するとともに、製造業・建設業・建設機器・農業機器向けソリューションパッケージの営業展開を実施する。同社が自社開発した「CONEXIOBlackBear」の販売網整備と5G/AI/AR等技術との連携も進めていく。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《ST》
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