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ベルシス24 Research Memo(4):売上収益及び営業利益の大部分を占めるCRM事業

2020/6/8 15:14 FISCO
*15:14JST ベルシス24 Research Memo(4):売上収益及び営業利益の大部分を占めるCRM事業 ■ベルシステム24ホールディングス<6183>の事業概要 2. 収益構造 連結売上収益及び営業利益においてCRM事業が大部分を占めており、直近の2020年2月期の連結業績ではCRM事業が売上収益の98.8%、営業利益の98.9%を稼いでいる。前期の医薬関連事業再編に伴い、従来は「その他」に分類されていたビーアイメディカルがベルシステム24に吸収合併されたことから、CRM事業のウェイトがさらに大きくなった。 (1) CRM事業内のセグメント別内訳 CRM事業は、継続業務とスポット業務に分類される。継続業務はCRM事業全体の売上収益の91.6%を占め、うちコア事業と位置付けられる既存業務と新規業務等が78.4%、旧BBコールが13.2%の構成となっている。 コア事業の既存業務と新規業務等は、契約期間が1年以上で、かつ、旧BBコール以外の案件を指す。また、旧BBコールは、ソフトバンクグループ<9984>と2007年7月に締結した「コールセンター業務に関する包括的業務提携」に伴い、2015年2月まで同社の売上収益の3割近くを占める大きな存在であった。利益率についても他の顧客企業からの受託案件よりも高水準であったと見られるが、当該契約が2015年2月期をもって満了し、契約改定となったことで、他の顧客企業からの受託業務と同程度の単価になったもよう。このため、同事業がCRM事業売上収益に占める割合も2015年2月期の29.7%から2020年2月期では13.2%までに大きく減少しているが、今後は安定的に推移すると見込まれる。 CRM事業売上収益の8.4%を占めるスポット業務は、1年未満の契約のものから、リコールなどの際にクライアント企業の要請により数日で対応窓口を開設するものなど様々である。比較的に小さい案件が多いものの、利益率は他のセグメントより高水準であると見られる。 (2) CRM事業の業種別売上内訳 CRM事業における2020年2月期の業種別売上収益上位300社の構成比を見ると、放送・出版・情報サービスが25.4%、運輸・通信が24.5%、流通(小売・卸売)が18.6%、金融が17.7%、製造が9.0%、電気・ガス・水道等が2.0%、その他が2.9%の構成となった。前期の売上収益との比較では、全業種で増加した。近年では、大型クライアントが加わったことで、運輸・通信業の比率が2017年2月期の10.2%から24.5%へと、大きく上昇している。また、凸版印刷との業務が増えたことで、製造業の比率が前期の6.1%から9.0%に拡大している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希) 《YM》
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