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ハウスドゥ Research Memo(1):フランチャイズ事業及びハウス・リースバック事業が好調持続

2020/3/12 15:01 FISCO
*15:01JST ハウスドゥ Research Memo(1):フランチャイズ事業及びハウス・リースバック事業が好調持続 ■要約 ハウスドゥ<3457>は、不動産売買仲介における日本最大のフランチャイズチェーン網を生かして、SPA(製造型小売業)のように業界初のサービス・事業を次々と開発・商品化し、市場に浸透させることに成功している。将来人口推計や空き家率の上昇トレンドから、今後の不動産市場のテーマは「創る」から「活用・処分」へ移ると捉え、社会問題解決を企図して高齢者のマーケットニーズに対応するサービス展開に注力している。2013年に投入したハウス・リースバックが稼ぎ頭に成長したことに続き、リバースモーゲージ保証を鋭意推進している。 1. 2020年6月期第2四半期の営業利益は計画比12.8%増 2020年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比14.5%増の14,514百万円、営業利益が同51.6%減の527百万円であった。期初計画比では、売上高が20.0%増、営業利益が12.8%増と大幅に予想を上回った。実績が計画を上回ったのは、下期に予定していたハウス・リースバック資産の信託受益権の譲渡の一部を第2四半期に前倒ししたためであり、通期予想は変更していない。通期では売上高が前期比18.0%増の37,221百万円、営業利益が同11.5%増の3,521百万円を計画している。なお、当第2四半期の不動産売買事業とリフォーム事業において、計画に対する進捗率が低調に推移しているが、これは消費税増税の影響が要因となっている。 2. ハウス・リースバック事業は好調を維持 成長強化事業に位置付けられるハウス・リースバック事業は、フランチャイズ事業を超える収益の柱となった。同事業の持続的な収益拡大と財務の安全性維持を両立するため、ハウス・リースバック事業の保有資産のオフバランス化を進めている。2019年6月期は、下期に不動産ファンドへの売却が集中し、保有資産額が第2四半期の9,487百万円から期末に5,314百万円へ急減した。これに対し2020年6月期は、上期に資産を積み上げ、下期に売却を計画していたため、下期偏重の期初計画を発表していたが、売却時期を一時期に集中することを改め、売却時期を分散させる。ハウス・リースバックには旺盛な需要がある一方、買い手のファンドの引き合いも強く、組成条件が好転している。引き続き仕入れ体制を強化して業容の拡大を図ることで、ハウス・リースバック事業での業界トップを目指す。また、これにより、フランチャイズ事業の加盟店募集にも好影響が予想される。 3. リバースモーゲージ保証は提携金融機関の増加が続く 金融事業は、2020年6月期第2四半期において先行投資負担を吸収できず、営業損失が58百万円(前年同期は81百万円の利益)となったものの、不動産担保融資残高は、前期末比1,810百万円増の9,973百万円となった。一方、リバースモーゲージ保証事業は、提携金融機関が前期末比2行増となったものの、当第2四半期の保証件数は61件と前年同期の76件には及ばなかった。なお、提携金融機関は2020年1月に1行増え、計11行になった。現在も15~20行と折衝中であることから、2020年6月期下期にも提携契約締結のニュースリリースが順次出されるだろうと弊社では見ている。足元では金融機関の取り組みがもたついているものの、リースバック市場が盛り上がっていることから、リバースモーゲージに同社グループの保証を組み合わせた商品を本格的に取り扱う提携金融機関が増えることが期待される。 ■Key Points ・ハウス・リースバック事業はフランチャイズ事業を超える収益の柱へ成長 ・リバースモーゲージ保証の提携金融機関が拡大 ・2020年6月期第2四半期は、フランチャイズ事業及びハウス・リースバック事業が好調維持 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《YM》
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時価総額 24,966百万円
不動産売買仲介FC「ハウスドゥ」の展開で成長。現在はハウス・リースバッグが収益の柱に。24.6期上期は直営の不動産売買が大きく伸長。ハウス・リースバックも堅調で計画以上の着地に。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/04/04