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ハピネット---3Q減収なるも、玩具事業は売上高増加

2020/2/13 11:09 FISCO
*11:09JST ハピネット---3Q減収なるも、玩具事業は売上高増加 ハピネット<7552>は12日、2020年3月期第3四半期(19年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.1%減の1,815.90億円、営業利益が同38.0%減の30.25億円、経常利益が同37.9%減の29.74億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同43.7%減の17.10億円となった。 玩具事業の売上高は前年同期比3.9%増の640.48億円、セグメント利益は同38.1%減の15.44億円となった。BANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品やトレーディングカードで「ポケモンカードゲーム」関連商品などのコンビニエンスストア向け商品が好調に推移し、売上高は前年同期を上回ったが、最大の商戦期である年末商戦において主力のキャラクター玩具が低調に推移し、在庫の評価損失が発生したことにより、利益面は前年同期を下回った。 映像音楽事業の売上高は前年同期比15.5%減の537.02億円、セグメント利益は同47.5%減の5.81億円となった。大きなヒット商品に恵まれず、好調だった前年同期と比較してパッケージ市場全体が厳しい環境で推移したことや、メーカー部門において同社出資作品などが低調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期を下回った。 ビデオゲーム事業の売上高は前年同期比4.3%減の491.68億円、セグメント利益は同29.3%減の7.43億円となった。「Nintendo Switch」関連商品は引き続き好調に推移し、「ポケットモンスター ソード・シールド」などのヒット商品があったが、その他のゲーム機のハード及びソフトが低調に推移し、売上高は前年同期を下回った。利益面においても、販売促進費が増加し、低調に推移した。 アミューズメント事業の売上高は前年同期比0.0%増の146.71億円、セグメント利益は同6.1%減の11.34億円となった。カプセル玩具は大型商業施設など集客が見込めるロケーションで自動販売機の設置を増やしたことや、イベント販売を積極的に実施したことにより好調に推移したが、カードゲーム機が低調に推移し、売上高は前年同期比で横ばいとなった。利益面においては、滞留在庫の評価損失の計上により前年同期を下回った。 2020年3月期通期については、売上高が前期比8.5%減の2,200.00億円、営業利益が同40.5%減の27.00億円、経常利益が同43.0%減の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.5%減の13.00億円とする1月23日に修正した業績予想を据え置いている。 《SF》
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大手玩具卸。映像や音楽、ビデオゲーム、アミューズメント関連の商材を扱う。バンダイナムコが大株主。トレカや専門店増のカプセルトイが好調。映像音楽事業は収益伸長。ソニーと映像の包括ライセンス契約。配当性向4割。 記:2024/09/18