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城南進研 Research Memo(2):20年3月期第2四半期累計業績は映像授業部門の拡大とM&A効果により増収確保

2020/1/29 16:12 FISCO
*16:12JST 城南進研 Research Memo(2):20年3月期第2四半期累計業績は映像授業部門の拡大とM&A効果により増収確保 ■業績の動向 城南進学研究社<4720>の2020年3月期第2四半期累計業績は、売上高で前年同期比3.4%増の3,611百万円、営業損失で169百万円(前年同期は3百万円の利益)、経常損失で156百万円(同16百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失で155百万円(同20百万円の利益)となった。 売上高については、予備校部門が校舎の閉校(前期末に3校舎閉校し6校舎体制に)による生徒数の減少により、前年同期比42.5%減の573百万円と減少したものの、映像授業部門(河合塾マナビス)が同11.1%増の801百万円と好調に推移したほか、2019年3月期下期以降に連結子会社化した乳幼児・児童教育関連や英語教育関連の子会社の売上が合わせて394百万円の上乗せ要因となり、第2四半期累計としては2年ぶりの増収に転じた。一方、利益面では予備校部門の売上減少による利益減や、「城南予備校DUO」や「河合塾マナビス」の校舎開設にともなう投資増、並びにM&Aの実施に伴うのれん償却額の増加(前年同期比43百万円増)などが減益要因となった。 また、会社計画比では売上高で208百万円、営業利益で202百万円、経常利益で198百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で145百万円の未達となった。売上高は予備校部門における入学者数及び授業単価が想定を下回ったことが主因だ。また、利益面では予備校部門の売上減に加えて、新業態となる「城南予備校DUO」への転換を図るための投資を推進したことも減額要因となった。 事業セグメント別で見ると、主力の教育事業は売上高で前年同期比3.3%増の3,424百万円、営業損失で224百万円(前年同期は46百万円の損失)と減収減益となった。内容は前述のとおりとなっている。一方、スポーツ事業は売上高で前年同期比5.7%増の187百万円、営業利益で同9.2%増の54百万円と増収増益となった。同事業はスイミングスクールを中心にスポーツ・カルチャー分野のレッスンを提供する(株)久ケ原スポーツクラブの事業となる。会員数が定員の3,000名を超えて推移したことに加えて、2019年3月期より開始した学童保育やWEB学習システム「デキタス」との併用者が増加したことにより、定着率も向上したことが増収増益要因となった。「デキタス」のサービス提供により勉強とスポーツの両立を実現し、“小4の壁”(塾通いのためにスポーツクラブを退会してしまう)を乗り越えることを目標としてきたが、「デキタス」受講者数が前期末の350名強から400名強と順調に拡大しており、その成果が前期に引き続き出ているものと評価される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SF》
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関東を中心にAI教材活用の個別指導塾「城南コベッツ」を展開。映像授業教室や幼少教育なども。教育事業は売上横ばい。幼少教育部門は増収だが、個別指導部門が伸び悩む。販管費減少。24.3期3Qは営業黒字転換。 記:2024/04/07