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品川リフラ Research Memo(6):2020年3月期第2四半期は、国内粗鋼生産が落ち込むものの底堅い業績

2020/1/14 15:26 FISCO
*15:26JST 品川リフラ Research Memo(6):2020年3月期第2四半期は、国内粗鋼生産が落ち込むものの底堅い業績 ■業績動向 1. 2020年3月期第2四半期の連結業績概要 品川リフラクトリーズ<5351>の2020年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比0.7%減の58,707百万円、営業利益が同8.2%減の4,783百万円、経常利益が同11.7%減の4,903百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同33.9%減の2,449百万円と減収減益となった。計画比では、売上高が2.6%減、営業利益が4.0%増、経常利益が0.1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が12.5%減であった。同社業績と相関性が高い国内粗鋼生産は、自然災害被害等の影響もあり上期に5,067万トンと前年同期比3.0%減少した。同社は、原材料の海外依存度が高い一方でユーザーの国内比率が高く、円高による業績への直接的な影響は小さい。ただし、現地通貨ベースで当初計画を上回った海外事業は、連結決算の際の円換算による目減りを受けた。営業外収支で為替差損85百万円(前年同期は為替差益95百万円)が発生し、経常利益を押し下げた。特別利益で投資有価証券売却益99百万円を計上したが、投資有価証券評価損959百万円が発生したため、親会社株主に帰属する四半期純利益の落ち込み幅が大きくなった。 事業別では、耐火物及び関連製品事業の売上高が前年同期比1.0%増の45,667百万円、セグメント利益が同10.3%減の4,420百万円となった。国内粗鋼生産量が減ったことから耐火物の販売数量も減少したが、前下期の原材料価格高騰を背景とした価格改定によりわずかながら増収となった。セグメント利益は、販売数量減と在庫評価益の減少などにより落ち込んだ。同事業は、総売上高の77.8%、調整額控除前セグメント利益の81.3%を占めた。エンジニアリング事業の売上高は同6.6%減の12,010百万円、セグメント利益が同25.4%増の458百万円であった。前期にあったコークス炉更新工事の減少が響いたが、構内施工工事の増加が増益を支えた。不動産・レジャー等は、売上高が同2.2%減の1,030百万円、セグメント利益が同7.1%増の555百万円と堅調に推移した。 2. 財務状況と経営指標 2020年3月期第2四半期の総資産は、111,347百万円と前期末比119百万円増加した。流動資産は、同93百万円増加した。主な増減項目は、現金及び預金(811百万円減)、受取手形及び売掛金(731百万円減)、商品及び製品(272百万円増)であった。固定資産は、同27百万円増加にとどまった。負債合計は、46,522百万円、同2,318百万円減。財務の安全性を見る指標となる、流動比率は200.5%、自己資本比率が50.6%といずれも良好な水準を保った。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《HN》
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大手耐火物メーカー。鉄鋼業界向けに強みを持つ。耐火物に加え、断熱材やセラミックス製品も提供。耐火物は堅調。販売価格の改定、販売構成の改善でスプレッドが拡大。特別利益計上。24.3期3Qは大幅最終増益。 記:2024/02/10