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コニシ Research Memo(5):化成品事業では自動車向けが好調ながら、その他が低調で全体で微減収

2020/1/7 15:05 FISCO
*15:05JST コニシ Research Memo(5):化成品事業では自動車向けが好調ながら、その他が低調で全体で微減収 ■コニシ<4956>の業績動向 (3) 化成品事業 化成品事業の売上高は26,759百万円(同0.4%減)、営業利益は263百万円(同13.6%減)となった。主な業界別売上高は以下のようになった。 a) 自動車:売上高9,605百万円(同13.4%増) 自動車の電装化に伴い、電子部品関連が好調(特にウェハ、シリコーン、エポキシ封止材など)。 b) 化学工業:売上高3,609百万円(同3.5%減) 樹脂原料が低調に推移し、前期が好調(特にDVDケース向けなど)であったこともあり、前年同期比では減収となった。 c) 電子・電機:売上高3,206百万円(同8.2%減) 半導体関連、スマートフォン関連が低調に推移し、減収となった。 d) 塗料:売上高2,121百万円(同0.4%増) 自動車補修用塗料が低調だったが、国内向け建築用は需要が持ち直して堅調に推移、ほぼ前年同期並みの売上高を確保した。 e) 丸安産業:売上高5,752百万円(同13.2%減) 主力のコンデンサー向け電材や半導体製造用(石英など)が低調となり、前年同期比で減収となった。 (4) その他事業 不動産賃貸業が中心。売上高137百万円(同168.6%増)、営業利益113万円(同241.3%増)であったが、金額が少ないため全体に与える影響は小さい。 3. 2020年3月期第2四半期の主なトピックス、取り組みと設備投資額 (1) 「裁ほう上手シリーズ」が好調に推移 関東地区でのTVCM放映による効果もあり、新製品「ボンド裁ほう上手スティック」が売上増に貢献(前年同期比約53万本増)。上半期の実績は、216百万円(前年同期比60.7%増)となり、通期計画の377百万円(前期比53.2%増)を達成するのはほぼ確実。 (2) 「電子部品用接着剤」の拡販が進む 主にモバイル機器、スマートスピーカー、電池パック固定用に使われる接着剤が好調に推移。また車載固定用、車載スピーカー用の採用も増加している。この結果、「電子部品用接着剤」の売上高は、この上半期で244百万円(前年同期比29.7%増)となり、通期計画464百万円(前期比14.8%増)は十分に射程圏。 (3) 「土木建設用シーリング材」が好調に推移 東日本エリアを中心に、建築改修物件の取り込みが好調に推移し売上高は増加。他社からの切り替えも進み、シェアは順調に拡大中。目標の「トップシェア」実現も近そうだ。この上半期の売上高は3,661百万円(前年同期比11.3%増)となり、通期計画7,785百万円(前期比10.2%増)の達成も十分可能となってきた。 (4) 連結子会社「ボンドエンジニアリング」が好調 社会インフラ関連(橋梁、高速道路、鉄道等)の補修・改修工事が好調。受注も好調で、今期の目標17,700百万円を上回る可能性が高い。上半期の売上高は4,044百万円(前年同期比13.4%増)となり、通期目標11,000百万円(前期比8.1%増)は十分達成が可能。 (5) 関東支社が完成 以前より浦和工場跡地に建設を進めてきた関東支社の社屋が完成した(総投資額約20億円)。既に東京本社より業務を移転し、2019年9月下旬から稼働を開始している。主な特色としては、「フリーアドレス制」の導入による部署間の連携強化、隣接する研究所と営業部門の連携強化などが挙げられる。 (6) 「栃木危険物自動ラック倉庫」が完成 総投資額740百万円をかけて建設中であった「栃木危険物自動ラック倉庫」が完成した。主な特色としては、最大1,650パレットを収納可能、QRコードを読み取り、自動でラックに格納などがあり、これにより入出庫作業時間が大幅に短縮される。また倉庫横には「荷捌き用テント」を建設し、荷捌き作業の効率化も図られている。 (7) 設備投資額と減価償却費 2020年3月期第2四半期の設備投資額は通常の機械設備等の更新も含めて2,083百万円、減価償却費は866百万円であった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《MH》
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接着剤メーカー最大手。木工用ボンドで知名度。合成接着剤ボンドと化成品が収益の柱。土木建設向けに強み。ボンド部門は堅調。一般家庭用分野ではホームセンター向けなどが伸びる。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2023/12/26