マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 8:51:11
15,312,470
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

丸運 Research Memo(2):石油輸送にも強みがある老舗の総合物流会社(1)

2019/12/26 15:02 FISCO
*15:02JST 丸運 Research Memo(2):石油輸送にも強みがある老舗の総合物流会社(1) ■会社の概要・沿革 1. 沿革 丸運<9067>の創業は明治25年(1892年)9月で、125年を越える老舗の運送会社である。「利他自利(他人のために利益を図ることによって、初めて自らも利益を得ることができる)」という創業者スピリットのもとで、今日まで、明治、大正、昭和、平成と連綿と経営を続け、幾たびかの困難を乗り切り発展を遂げてきた。 この創業者スピリットを発展的に継承した「お客さまの物流ソリューションを最高の品質と創造力で革新し社会の発展に貢献します」という新たなミッションを加え、同時に「コンプライアンス行動の最優先」「環境マインドの醸成とサスティナブルな社会づくり」「人材育成・活用とダイバーシティの推進」などにも取り組むグループ経営理念を2015年12月に掲げた。 総合物流企業として、北海道から九州までの幅広い地域で、物流センターをはじめとした保管、輸送の拠点を持つことで、顧客のニーズに応えている。また海外でも、中国に丸運国際貨運代理(上海)有限公司、丸運安科迅物流(常州)有限公司、丸運物流(天津)有限公司と3つの現地法人(5拠点)を有するほか、2017年8月にベトナム(ハノイ)で有限会社丸運物流ベトナムを現地法人化し、2019年6月には同現地法人ホーチミン支店を開設した。 海外拠点では、主に中国やベトナムでビジネスを行う日系企業を、ロジスティクス面で支えている。中国については、一時の勢いはないながらも、巨大な内需を背景に今後も拡大を目指す方向である。点から線へ、点から面へとビジネスが広がっており、今後が期待される。 物流企業とひと口で言っても、宅配便を中心としたヤマト運輸(株)を代表とするBtoCをメインの事業とする企業と、企業物流のサポートを中心とするBtoBの企業に大別することができるが、同社は後者に属する。 同社をセグメント別に見ると、営業収益の構成比率が最も高いのは全体の50.3%を占める貨物輸送で、一般的なトラック貨物輸送などが中核となる。また同社はJXTG系列であることから、石油や石油製品に関連する輸送ビジネスの構成比も高く、石油輸送が25.6%、潤滑油・化成品が10.2%と、この2つのセグメントでおよそ3分の1を占める。このほか、国際貨物(13.8%)、その他を展開している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也) 《YM》
関連銘柄 1件
9067 東証スタンダード
494
11/22 15:30
-5(%)
時価総額 14,309百万円
ENEOSHD系列の総合物流会社。1892年創業。貨物輸送で実績豊富。石油製品の輸送に強み。一般貨物保管や流通加工等も。26.3期経常利益13.4億円目標。貨物輸送事業では素材関連分野の強化等を図る。 記:2024/06/09