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ウイルプラスH Research Memo(4): 2019年6月期の売上高は、新車販売の好調で過去最高を更新

2019/9/26 15:44 FISCO
*15:44JST ウイルプラスH Research Memo(4): 2019年6月期の売上高は、新車販売の好調で過去最高を更新 ■業績動向 1. 2019年6月期決算の概要 (1) 決算の概要 ウイルプラスホールディングス<3538>の2019年6月期決算は、2019年6月期決算は売上高29,860百万円(前期比15.9%増)、営業利益1,118百万円(同11.4%減)、経常利益1,115百万円(同11.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益730百万円(同10.5%減)と増収・減益で着地した。 期初予想との比較では、売上高は期初予想に対して1.2%(350百万円)上回り、過去最高を更新した。一方利益面では、営業利益が16.8%(225百万円)の未達となり、経常利益以下も同様の動きとなった。 売上高の増収は、車輌販売において2018年3月に取扱いを開始したジャガー・ランドローバーの車輌販売が好調に推移(2019年4月の三鷹の譲受分も含む)したことや、2018年12月から取扱いを開始したポルシェの純増等により、新車販売が順調に拡大した。また、車輌整備・その他売上などのストック型収入も堅調に伸び、売上高を押し上げた。店舗については、2018年6月末の26店舗から6店舗純増し、期末店舗数は32店舗となった。 一方利益面では、デモカーの増加及び店舗設備等の新規取得に伴い減価償却費が増加したことや、店舗数拡大に伴い人件費が増加したこと、新規出店・改装等に伴う諸費用が増加したこと等、費用の増加要因が重なった。新車販売は原価率が高いため、売上総利益の増益率は前期比10.9%にとどまった。それに対して上記のような要因から販管費は同17.6%増と売上総利益の増加率を上回り、営業利益率を2018年6月期の4.9%から2019年6月期は3.7%に押し下げた。その結果、営業利益は同11.4%減の1,118百万円にとどまった。 期初予想に対して利益が未達となったのは、期初に計画していなかった新規出店の費用の増加や、同じく期初の予算で織り込んでいなかったM&A(事業譲受)に伴う費用の増加が要因だ。 (2) 店舗異動の状況 2019年6月期は、4件の新規出店(自社によるオーガニック出店)、2件の事業譲受があり、店舗数は2018年6月末の26店舗から6店舗増加し、期末店舗数は32店舗となった。また、既存店舗4店舗の改装や移転改装を実施した。 2019年6月期の店舗異動での主な注目点は以下のとおりだ。 子会社のウイルプラスアインスが、東北地方で独ポルシェの正規ディーラー事業を開始した。2018年12月に事業譲受によって「ポルシェセンター仙台」の営業を引き継いだ後、2019年1月には「ポルシェセンター郡山」(福島県)を新規に出店した。同社はこの2店舗により東北6県全域を自社商圏に収めた。 子会社のウイルプラスモトーレンが2019年3月に、山口県内に「MINI山口」と「MINI NEXT周南」の2店舗を新規出店した。これは同社にとって中国地方への初進出となる。 子会社のチェッカーモータースが2018年3月に取扱いを開始したジャガー・ランドローバーブランドは、順調な販売が続いており、2019年4月には「ジャガー・ランドローバー三鷹」を譲り受けた。これによりジャガー・ランドローバーについては1都2県において5店舗を運営する体制となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《YM》
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輸入車ディーラー。BMVやMINI、FIATなどのブランドを展開。車両整備や損保代理店にも注力。新車売上は2桁増。順調な納車や販売価格の上昇が寄与。保険手数料収入も堅調。24.6期2Q累計は2桁増収。 記:2024/02/24