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今週のマーケット展望「米中対立激化で見送りムード継続」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ)

2019/8/26 9:39 FISCO
*09:39JST 今週のマーケット展望「米中対立激化で見送りムード継続」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(高井ひろえ) こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「マネックス証券の気になるレポート」です。早いもので、もうすぐ8月も終わりますね。今週も米中対立など、動向を注視していきましょう。さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、8月26日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。 まず広木さんは、今週の動きについて、『米中対立が激化するなか今週はいちだんとポジションを動かしにくい』として、その理由を『9/1の制裁関税第4弾の発動を目前に控え、どんなニュースやツイートが飛び出すか予測不可能だからだ』としています。 ただ、『バリュエーション面から日本株はほぼ底値に達していると思われ、下がったところは押し目買いで底堅く推移しよう』と分析し、『逆にふわっと戻ったところはすかさず売られてしまう。日本株は下がらないけど上がりもしない。引き続き膠着感の強い展開が続くだろう』と示唆しています。 また、『ジャクソンホール会議というイベントも通過し、まさに米中問題の行方が相場の最大の関心事だが、まったく先行きが読みにくい。しかし、普通に考えれば関税合戦もそろそろ出尽くしだろう。関税を課す対象はほぼ可能な限りのすべてに及んでいるし、税率の引き上げにも限度がある』と考察しています。今後の焦点については『9月上旬に予定される米中の閣僚級協議が実際に行われるかどうか。それに関するニュースで相場が動きそうだ』と伝えています。 今週の経済指標については、『めぼしいものがないが米国では7月の耐久財受注、8月のコンファレンスボード消費者信頼感指数、4−6月期GDP(国内総生産)改定値などに注目か。国内では7月の鉱工業生産。前回大きな落ち込みとなったが、輸出も持ち直してきていることから鉱工業生産もプラスとなるだろう』との見解を述べています。 そして、日経平均について、このところ『取引時間中に2万円に接近することはあっても終値では2万400円台を割っていない』と分析し、今週の予想レンジについて『2万200円~900円とするが、これは取引時間中の安値高値も含めてということである』と考察しています。 参考にしてみてくださいね。 高井ひろえの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。 フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ 《HH》