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インテリックス Research Memo(5):リノヴェックスマンションの仕入件数は3期ぶりに増加に転じる

2019/8/21 15:35 FISCO
*15:35JST インテリックス Research Memo(5):リノヴェックスマンションの仕入件数は3期ぶりに増加に転じる ■インテリックス<8940>の業績動向 2. 事業セグメント別動向 (1) 中古マンション再生流通事業(リノヴェックスマンション事業) 中古マンション再生流通事業の売上高は前期比18.0%減の28,354百万円、営業利益は同30.3%減の877百万円となった。また、売上総利益は同7.0%減の3,731百万円となり、売上総利益率では前期の11.6%から13.2%に改善している。売上高の内訳を見ると、リノヴェックスマンションの物件販売で同18.1%減の28,160百万円、マンションの賃貸収入で同3.3%減の179百万円、その他収入で同57.1%減の15百万円となった。 リノヴェックスマンションの販売件数は前期比18.1%減の1,187件となった。エリア別の販売件数を見ると、競争激化の影響で首都圏が同20.9%減の575件と5期連続で減少したほか、今まで拡大を続けてきた地方店も同15.4%減の612件となり、新規開設した広島店を除くすべての地方店で減少に転じた。地方店については、前期に収益性改善のため在庫を絞り込んだことが販売減少につながった。 一方、仕入件数は前期比1.5%増の1,247件と3期ぶりの増加に転じた。エリア別で見ると、首都圏は同10.1%減の579件と減少基調が続いたものの、地方店は同14.2%増の668件と2期ぶりに増加に転じ、過去最高を記録した2017年5月期の686件に迫る水準まで回復した。四半期ベースの動きを見ると、当第4四半期は前年同期比17.0%増の331件となり、減少が続いていた首都圏でも同13.0%増の174件と7四半期ぶりの増加に転じるなど底打ちの兆しが見え始めている。 リノヴェックスマンション販売の売上総利益率は前期の11.2%から12.8%となり、5期ぶりの上昇に転じた。前期に長期滞留物件を一掃したほか、販売期間が77日と前期比で2日短縮したことが要因と見られる。エリア別では地方店での改善が大きく寄与した。 (2) その他不動産事業 その他不動産事業の売上高は前期比3.2%減の8,626百万円、営業利益は同68.6%増の1,384百万円となった。採算の良い一棟もの商業ビルを売却したこと等により、売上総利益は同39.0%増の2,320百万円、売上総利益率は同8.2ポイント上昇の26.9%となった。 売上高の内訳を見ると、物件販売については前期比11.6%減の6,125百万円となった。このうち「アセットシェアリング」シリーズは、「アセットシェアリング北千住駅前」(新築ビジネスホテル)、「アセットシェアリング京町家再生I」(リノベーション旅館)、「アセットシェアリング博多(一部)」(リノベーション・ホテル&レジデンス)の販売により同24.4%減の1,607百万円、一棟もの物件等その他不動産の販売は同5.9%減の4,517百万円となった。 また、賃貸収入はリースバック物件の増加を主因として同41.4%増の855百万円に、その他収入はリノベーション内装工事や「モンタン博多」のホテル運営収益の増加等により、同19.5%増の1,645百万円とそれぞれ2ケタ増収と好調に推移した。なお、リースバック物件は期末ベースで前期末比183件増の251件、保有額で同30億円増の45億円となり(保有物件のうち約6割は戸建、約4割はマンション)、賃貸収入で2億円強となった。損益面では取得税や登記費用、減価償却費で約2億円、広告費や営業費用等を含めると営業利益段階で若干の損失になったと見られる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《SF》
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中古マンションの買取再販を行うリノベーション事業が主力。国内トップクラスの販売実績が強み。リースバックなどソリューション事業も手掛ける。リノヴェックスマンション販売は順調。ホテル事業は稼働率上昇。 記:2024/06/03