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クイック---1Q増収増益、主たる人材サービス事業が順調に推移

2019/8/1 12:52 FISCO
*12:52JST クイック---1Q増収増益、主たる人材サービス事業が順調に推移 クイック<4318>は7月31日、2020年3月期第1四半期(19年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.5%増の61.63億円、営業利益が同6.5%増の19.07億円、経常利益が同6.6%増の19.17億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.6%増の13.18億円となり、売上高・利益とも同期間における過去最高を更新した。 人材サービス事業の売上高は前年同期比10.5%増の43.40億円、営業利益は同4.0%増の17.99億円となった。人材紹介において、建設・土木分野における採用ニーズは旺盛な状況が続いており、一般企業向け専門職・技術職の人材紹介の業績拡大を後押しした。また、看護師紹介は、業績が堅調に推移した。人材派遣・紹介予定派遣・業務請負等は、医療・福祉分野において、保育士派遣が好調だったことに加え、看護師派遣も堅調に推移した。また、オフィスワークや営業アシスタント、専門性の高いIT・WEB関連職種等のパートタイム派遣が順調に推移した。 リクルーティング事業の売上高は同5.9%減の8.47億円、営業利益は同0.2%増の1.98億円となった。2020年3月卒業予定の大学生を対象とした採用広告や合同説明会等の取り扱いに加え、2021年3月卒業予定の大学生をターゲットとしたインターンシップサイトへの広告やイベントの取り扱いが好調だった。中途採用領域も、正社員及びアルバイト・パートの求人広告の取り扱いが底堅く推移し、さらに前期より本格的に取り扱いを開始したindeedも取り扱いが順調に拡大した。なお、売上高に関しては、2018年12月より一部メディアの契約形態が代理店形態から販売委託形態に変わり取扱手数料のみの売上計上となった影響により、前年同期と比較して減少している。 情報出版事業の売上高は同10.6%増の4.99億円、営業利益は同49.1%増の0.41億円となった。住宅情報誌「家づくりナビ」がプロモーションニーズの拡大を受け順調だったほか、北陸の結婚情報メディア「結婚SANKA」や生活情報誌が堅調に推移した。また、メディア以外のサービスは、ポスティングサービスが順調だったことに加え、「ココカラ。」ブランドで展開するコンシェルジュサービスでも、家づくり、ブライダル領域が好調だった。 その他の売上高は同4.8%増の4.76億円、営業利益は同16.4%減の0.76億円となった。ネット関連事業において、「日本の人事部」の広告収入が堅調に推移した。海外事業は、QUICK USA, Inc.において、人材派遣が底堅く進捗した。上海クイック有限公司は、業績が順調に拡大したほか、QUICK GLOBAL MEXICO,S.A.DEC.V.、Centre People Appointments Ltd、QUICK VIETNAM CO.,LTD.においても好調だった。 2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.2%増の209.40億円、営業利益が同13.1%増の29.20億円、経常利益が同4.7%増の29.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.5%増の19.95億円とする期初計画を据え置いている。 《SF》
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時価総額 42,514百万円
柱の人材サービスは建設、医療・福祉分野向けに強み。求人広告の制作や地域情報誌の出版も。24.3期3Q累計は人材サービスが好調で増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を4割→5割に修正し、増配予定。 記:2024/02/07