マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/19 4:17:57
10,413,916
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

八洲電機 Research Memo(1):2019年3月期は採算性の高い案件が増加、2ケタ増益を確保

2019/7/9 15:01 FISCO
*15:01JST 八洲電機 Research Memo(1):2019年3月期は採算性の高い案件が増加、2ケタ増益を確保 ■要約 八洲電機<3153>は、電機制御システムの設計から納入、設置工事、アフターサービスまでを一貫して手掛けているエンジニアリング会社。また、産業用システムの販売なども行っている。取扱分野は、鉄鋼・石油・エネルギー・化学・紙パルプ・鉄道のほか、電子部品など幅広く、日立製作所<6501>及び日立グループの国内最大の特約店として発展を遂げてきた。東京オリンピック・パラリンピックを控え、インフラ整備が加速している状況にある一方、首都圏の再開発事業も活発化しているなど、収益環境の見通しは明るい。また、製造業の設備投資が拡大すれば、更なる収益の伸びが期待できそうだ。 現在、仕入先のうち、日立製作所並びに日立グループ企業が50%強を占める。主な日立グループ企業としては、(株)日立産機システム、日立グローバルライフソリューションズ(株)(旧 日立アプライアンス(株))、(株)日立ビルシステムなどがある。日立グループ最大の特約店としての機能を果たしつつ、顧客ニーズに対応することを基本とし、日立グループ以外の製品も取り扱う。事例としては、力を注いでいるLED照明に関しては、様々なメーカーの製品が取扱可能で、品ぞろえを充実させている。 5月15日に発表した2019年3月期連結決算は、売上高が前期比5.0%減の69,828百万円、営業利益が同17.2%増の2,347百万円、経常利益が同16.2%増の2,523百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.5%増の1,836百万円となった。主力のプラント事業、産業・交通事業とも売上高は減少しているものの、採算性の高い工事関係の案件が増加した結果、2ケタ増益を確保できた。 2020年3月期連結決算見通しは、売上高が前期比6.0%増の74,000百万円、営業利益が同2.2%増となる2,400百万円、経常利益が同3.0%増の2,600百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.4%減の1,700百万円を想定している。プラント事業、産業・交通事業ともに、全体的に受注が増加する見通しだ。配当金については前期が期初の計画である年18円から20円へ増額したが、今期も20円配当を継続する方針でいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也) 《ST》
関連銘柄 2件
3153 東証プライム
1,502
5/17 15:00
+1(%)
時価総額 32,718百万円
エンジニアリング商社。鉄鋼や石油、鉄道分野向けに電機制御や電源、空調のシステムを提供。設計や施工、保守も行う。産業・設備事業は空調設備分野等が好調。24.3期3Qは営業黒字転換。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/15
6501 東証プライム
14,445
5/17 15:00
+135(%)
時価総額 13,991,023百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10