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三機工業 Research Memo(6):“Century 2025”計画は2020年3月期からPhase2へ(1)

2019/7/4 15:06 FISCO
*15:06JST 三機工業 Research Memo(6):“Century 2025”計画は2020年3月期からPhase2へ(1) ■中期経営計画 1. “Century 2025”計画:Phase1からPhase2へ 三機工業<1961>は2016年度から創立100周年の2025年度に向けて、10年間の長期ビジョン“Century 2025”を発表している。この長期ビジョンの最終目標を「選ばれる会社」と定め、その目標達成のために10年間を3つのPhaseに分け、中期経営計画に基づく事業戦略を推進していく方針を掲げている。 この中期経営計画のPhase1の定量的目標は2019年3月期に売上高1,950億円、営業利益75億円であったが、これは既に達成された。また定性的な目標(重点施策)としては、「コア事業強化の施策」、「成長戦略の推進の施策」、「三機ブランド向上の施策」を掲げていたが、この目標もおおむね達成できたと言える。 2. Phase2:「基本方針」はPhase1を継承 “Century 2025”は2020年3月期からPhase2に入るが、Phase1での施策が着実に効果を表してきているため、その基本方針を、 (1) Phase1での施策「技術」と「人」の「質」への更なる追求を継続し、Phase1からの重点施策である、「コア事業の強化」、「成長戦略の推進」、「三機ブランドの向上」を引き続き遂行する。 (2) 加えて「財務・資本政策とESG方針の開示」及び「情報発信力の強化」による企業理解の促進 と定めている。これらに取り組むことで「信頼」を高め、次のPhase3でより「選ばれる」会社を目指す。 3. Phase2:コア事業の強化 「要素技術を高め 安定成長」を図るため施策を実行する。なお「ファシリティシステム事業」は2020年3月期から新セグメントとして建築設備事業から切り出される。 4. Phase2:成長戦略の推進 「未来に向けた技術と領域の成長」のために施策を実行する。 5. Phase2:三機ブランドの向上 「『三機らしい』人財育成と社会貢献」のために施策を実行する。 6. Phase2:財務・資本政策 中長期的な企業価値向上のため、財務・資本政策を実行する。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《MH》
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三井グループの設備工事会社。1925年創立。空気調和設備、防災設備、電気設備等の構築を行う。虎ノ門ヒルズなどで実績。機械システム事業、環境システム事業等も。政策保有株式の縮減進める。コア事業の強化図る。 記:2024/10/06