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萩原電気HD Research Memo(8):2021年3月期に売上高1,300億円、営業利益43億円目指す

2019/7/3 15:08 FISCO
*15:08JST 萩原電気HD Research Memo(8):2021年3月期に売上高1,300億円、営業利益43億円目指す ■中長期の成長戦略 萩原電気ホールディングス<7467>は新しい中期経営計画として、「2018年度中期経営計画」を発表した。数値目標として2021年3月期に売上高1,300億円、営業利益43億円、ROE8.5%以上を掲げている。 1. 経営理念と中期経営ビジョン (1) 経営理念:創造と挑戦 a) 創造:全従業員が変化に適応し、新たな価値を創造し続ける。 b) 挑戦:全従業員が現状に満足することなく、更なる成長に挑戦し続ける。 (2) 中期経営ビジョン a) 先進エレクトロニクスのワンストップソリューション・グローバルサプライヤーを目指す。 b) 持株会社体制への移行を新たな創業と捉え、市場変化に対して先進エレクトロニクスとグループ力で応え、創業100周年に向けての新たな歴史を創り出す。 2. 注力する事業領域 今後は「広がる領域、伸びる領域、伸ばす領域」に注力する。具体的な領域は以下のような分野になる。 (1) 萩原エレクトロニクス:CASE関連領域 a) 自動車産業の100年に1度の大変革CASE動向を注視し、タイムリーな対応を目指す。 b) 既存領域に加え、まずADAS・自動運転、コネクテッド領域へ取り組み、さらに将来的なEV化、シェアリングへの対応の布石を打つ。 (2) 萩原テクノソリューションズ:IoT領域 a) IT事業、プロダクト事業、計測事業に加え、今後拡大が期待できるIoT領域を目指す。 b) 特にファクトリーIoT領域、「見える化」「つながる」に取り組み、3事業の融合を図る。 3. 中期経営計画の取組状況 (1) 新規事業の拡大 a) 萩原エレクトロニクス 1) 2018年8月クロスベース設立 ・ブロックチェーンを中心とした先端技術の応用サービス企画、開発、運用 2) 画像ビジネス他2022年以降の具現化を目標に、開発投資実施中 b) 萩原テクノソリューションズ ・IT、組込、計測において、新しい領域への取り組みを開始 ・IT:IoTにおけるデータ選別、可視化・分析、改善、運用のプロセス ・組込:制御用IoT用途の高性能マイコンボードをターゲット ・計測:メカトロニクス全般へ領域拡大 (2) ソフトウェア事業の拡大 ・領域拡大と体制強化により、ビジネス拡大中 1) AUTOSAR検証サービスは順調に拡大 ・従来のMCALに加えてBSWも検証業務を開始、順調に拡大中 ・2018年4月設立の萩原北都テクノも順調に業務を拡大中 ・AUTOSAR Adaptive Platformの開発に参画、さらに拡大する 2) アプリケーションレイヤへの開発参画のためのモデルベース開発技術蓄積 ・既存ソフトウェアのモデル化サービスによるアプリケーションレイヤへの開発参画 ・先行開発、要素技術開発領域でのモデルベース開発へも積極参画 3) 先行開発、要素技術開発領域におけるPoC開発サービスの展開 ・要素定義フェーズからのソフトウェア/ハードウェア一体での開発実施 ・MaaS領域、自動運転領域でのPoC開発受託を推進 4) 開発リソース強化 ・組込経験豊富な中途社員採用 ・新卒社員の積極的な配置 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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時価総額 33,035百万円
萩原エレクトロニクスを中核とする持株会社。自動車向けシステムLSIなどの半導体、電子部品の販売等を行うデバイス事業が主力。IT機器、組込機器の販売等も。中期経営計画では27.3期売上高3000億円目標。 記:2024/10/07