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コスモスイニシア Research Memo(3):レジデンシャル事業とソリューション事業が2本柱

2019/6/26 15:23 FISCO
*15:23JST コスモスイニシア Research Memo(3):レジデンシャル事業とソリューション事業が2本柱 ■事業概要 1. 事業内容 コスモスイニシア<8844>は不動産の開発及び販売を行っているが、主に一般消費者向けに住宅に関わる商品・サービスを提供するレジデンシャル事業、主に事業者向けに投資用不動産等の商品・サービスを提供するソリューション事業、それを補完する工事事業及び海外事業——と、商売のつながりや顧客から見て分かりやすい分類になっている。2019年3月期の売上高構成比はレジデンシャル事業37%、ソリューション事業51%、工事事業11%、海外事業1%、営業利益構成比がレジデンシャル事業17%、ソリューション事業77%、工事事業5%、海外事業1%。主力事業は同社が展開するレジデンシャル事業とソリューション事業と言うことができ、工事事業や海外事業は子会社が担っている。 住宅関連の商品・サービスをワンストップで提供 2. レジデンシャル事業 レジデンシャル事業では、「新築・中古」といった従来の枠にとらわれず、一般消費者に対して住宅に関する商品やサービスをワンストップで提供している。サービスメニューは「イニシア」シリーズなどの新築マンション、「グランフォーラム」シリーズなどの新築一戸建、「&Renovation」などのリノベーションマンション等、そしてリテール仲介等である。レジデンシャル事業に占めるそれぞれの売上高構成比(2019年3月期)は新築マンション53%、新築一戸建18%、リノベーションマンション等27%、リテール仲介等2%となっている。同社の特徴は、新たな商品・サービスを生み出す企画力、以前から評価の高いアフターサービスなど、「お客様」志向の強い高いサービスクオリティにある。 同社の事業において中心となる新築マンションは、「イニシア」ブランドのファミリータイプマンションで、30代から40代のDINKS・ファミリーを中心とする1次取得者層をメインターゲットにしている。長年培ってきたマンションデベロッパーとしての実績と経験をもとに、どんな生活空間がより快適なのか、常に顧客の一歩先を想像したマンションを供給している。かねてから新たな商品・サービスの企画力に強みがあり、キッチンをLDKの中心に据えるシーナリーキッチンや玄関を広げたウェルカムホールなどの空間設計や、多様な業種とのコラボレーションを推進するなど、住む喜びや暮らしやすさ、使いやすさといった顧客の期待する以上の価値の提供を目指している。分譲開始37年目の2011年には累計10万戸を突破するなど、同社のマンションは長く好評を得ており、17年連続グッドデザイン賞も受賞している。また、最近では、人口動態の変化に伴い、アクティブシニア向けマンションの開発も強化している。なお、子会社の(株)コスモスライフサポートが、アクティブシニア向けマンションの管理業務等を行っている。 マンションデベロッパーのイメージの強い同社だが、供給してきた新築一戸建も既に4,000区画を優に超える。新築マンションで実施する独自の品質管理体制「QIT」を新築一戸建にも導入し、街区設計や2階に明るく開放的なリビングを設けた「SOLA LIVING」などの商品性は高い評価を得ている。リノベーションマンションでは、デザインや機能性など新築マンションで培ったノウハウを中古マンションに活かし、「暮らし心地」の面から生まれ変わらせている。居住用不動産の仲介においても、新築分譲やリノベーションマンションとの連携や柔軟な売却を可能にする「買ってからナッ得売却」や「住みながら買取り」といったサービスの提供により、スムーズな住み替えをサポートしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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不動産デベロッパー中堅。一次取得者向けファミリータイプマンションに強み。ホテル施設運営、工事事業等も。レジデンシャル事業は増収。リノベーションマンションの引渡戸数が増加。24.3期3Q累計は黒字転換。 記:2024/02/24