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ステップ Research Memo(6):2019年4月末の生徒数は低学年層を中心に前年同期比4.2%増と順調に増加

2019/6/19 16:06 FISCO
*16:06JST ステップ Research Memo(6):2019年4月末の生徒数は低学年層を中心に前年同期比4.2%増と順調に増加 ■今後の見通し 1. 2019年9月期の業績見通し ステップ<9795>の2019年9月期の業績見通しについて、会社側では売上高のみの開示とし、前期比3.7%増の11,442百万円を見込んでいる。2020年9月期までは中長期的な成長を続けていくための基盤づくりに集中的に取り組む期間として、IT投資等の戦略的投資を進めていく方針としているためだ。 今上期は特別賞与の支給と備品購入費用等で合わせて285百万円の費用増加要因となった。下期についても引き続き設備の刷新や学習環境の充実に向けた費用を投下していく予定となっているが、特別賞与支給については予定がないため、下期だけで見れば前年同期比で若干の増益となり、通期の減益率は上期と比較して縮小する可能性が高いと弊社では見ている。また、2020年9月期も「横浜プロジェクト」「翠嵐プロジェクト」の目標が達成されれば、今期と同様、第2四半期に特別賞与が支給されるものと弊社では予想している。 (1) 生徒数の状況 2019年4月末の生徒数は全体で前年同期比4.2%増となっており、上期の期中平均生徒数の伸び率2.4%増を上回っている。内訳を見ると、小中学生部門が同2.7%増、高校生部門が同10.5%増となっており、高校生部門の伸びが目立つ。2020年度の大学入試改革や私立大学の定員厳格化を受けて、顧客評価の高い「STEP」に入塾を希望する生徒が増えているものと考えられ、実際、学年別では1年生の伸びが18.1%増と突出して高くなっており、定員一杯で募集を打ち切った校舎が多数出たほどだ。 一方、小中学生部門のうち、小学生については5.9%増と好調な滑り出しとなった。中学生部門については2.1%増と伸びとしては低いものの、学年別では1年生が4.9%増と高くなっており、2019年春の高い合格実績が好影響を与えているものと考えられる。結果、中学生部門の満員スクールは前年同時期を上回っている。 小中高校といずれも低学年の生徒数の伸びが大きくなっているのが特徴で、今後の生徒数の動向を見るうえで明るい材料と言える。下期を通じて生徒数の伸びが4%を上回る水準で推移すれば、通期売上高も若干の上振れが期待できることになる。 (2) 学童保育の状況 2016年3月からスタートした学童部門「STEPキッズ」は、「安全・安心で楽しく有意義な放課後、知的な成長の場」をコンセプトに、「STEP」の教師や教師経験者を中心に運営されており、多彩で質の高いプログラム※を提供していることも含めて生徒・保護者から高く評価されている。2018年春から対象学年を小学4年生まで広げ、2019年3月に新設した藤沢駅南口スクール校舎内に湘南教室を移転拡張したが、2019年4月末の生徒数は163名(前年同期比23名増)と既に定員に達している。 ※プログラムとしてはサイエンス、英会話、算数、ことば(国語)、はば広教養、プログラミングの6つのクラスを設定しているほか、エンジョイプログラムとして、ダンスならびに将棋、体育、百人一首等を行っており、それぞれ好評を博している。週2日~5日までで興味のあるプログラムを選択することが可能。 また、期初には計画になかった「STEPキッズ辻堂教室」(定員数140名前後)を2019年9月に開設することとなった。小中学部門の辻堂北スクールが手狭となったことから移転することとなり、空いた場所に辻堂教室を開設する。初年度は小1〜2年生を募集し、2020年春より3年生、2021年春に4年生に対象を広げ、早ければ2021年9月期の黒字化が見込まれる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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時価総額 33,407百万円
神奈川県内で学習塾「STEP」を展開。県内公立トップ高校の合格実績に強み。24.9期1Qは塾生総数が順調に増え、販管費増をこなす。下期は前期計上の学習環境整備費用が一巡の見込み。通期増収増益・増配を計画。 記:2024/03/10