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アドクリ Research Memo(4):2019年9月期第2四半期累計業績はメディア事業の急成長により増収増益を達成

2019/6/17 15:34 FISCO
*15:34JST アドクリ Research Memo(4):2019年9月期第2四半期累計業績はメディア事業の急成長により増収増益を達成 ■アドバンスクリエイト<8798>の業績動向 2. 事業セグメント別動向 (1) 保険代理店事業 保険代理店事業の売上高は前年同期比5.8%増の4,416百万円と増収となったものの、プロモーションコストや人件費等の増加を主因に営業利益は同10.5%減の434百万円と2年振りの減益となった。 積極的なプロモーションを実施したことで、「保険市場」を通じた資料請求件数やネット一括見積件数が増加したほか、新たにLINEを活用したプロモーションに取り組んだことで面談のアポイント数が順調に推移したことにより、申込ANP(新契約年換算保険料)※は前年同期比11.5%増の4,675百万円となり、増収につながった。販売チャネル別ANPでも、直営による対面販売が前年同期比14.1%増の2,657百万円、通信販売が同3.1%増の1,311百万円、提携代理店による協業販売が同19.4%増の707百万円といずれも増加している。 ※ANP(Annualized New business Premium):新規契約分の年換算保険料。例えば、月額保険料が5,000円の場合、ANPは6万円となる。 また、直営店舗による対面販売の生産性(営業スタッフ1人当たりANP)についても、前年同期比3.8%増と引き続き高い生産性を維持した。金融リテラシーの高いアッパーミドル層の取り込みが順調に進んでいることが要因と考えられる。需要増に対応するため、直営店における営業スタッフ数も前年同期比10名程度増員し113名体制とした。一方、提携代理店との協業販売についても、同社からの送客数増加とともに高成長が続いている。ただ、同社の期待値に対しては通信販売も含めてやや下回ったようだ。なお、2019年9月期第2四半期末の保有契約件数は前年同期比5.3%増の534千件と着実に積み上がっている。 (2) メディア事業 メディア事業の売上高は前年同期比214.1%増の899百万円、営業利益は同156.0%増の210百万円と急成長した。保険選びサイト「保険市場」等への広告出稿が引き続き好調に推移したほか、保険会社向けの広告運用サービスも、同社の高いプロモーションノウハウを評価した保険会社からの引き合いが相次ぎ高成長につながった。保険会社の広告予算は大きく、1件で1千万円を超える案件も多くあり、業績面に与えるインパクトも大きい。顧客からは費用対効果などの面で高い評価を受けており、今後も継続的な受注が見込まれている。 (3) 再保険事業 再保険事業の売上高は前年同期比6.8%増の380百万円、営業利益は同6.3%減の42百万円となった。再保険の契約額の積み上げにより売上高は順調に増加したものの、保険支払損害率が上昇したほか販管費が増加したことが減益要因となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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国内最大級の保険代理店。比較サイト「保険市場」を通じて生保や損保、少額短期保険を販売。ASP事業は売上横ばい。固定費の圧縮等により、保険代理店事業は損益改善。販管費は減少。24.9期1Qは黒字転換。 記:2024/02/24