マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
40,003.59
+134.21
暗号資産
FISCO BTC Index
5/18 18:54:56
10,445,424
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

nms Research Memo(3):2019年3月期は先行投資負担により大幅減益

2019/6/10 16:03 FISCO
*16:03JST nms Research Memo(3):2019年3月期は先行投資負担により大幅減益 ■業績動向 1. 2019年3月期の連結業績概要 nmsホールディングス<2162>の2019年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.6%増の57,759百万円、営業利益が同57.5%減の548百万円、経常利益が同62.2%減の569百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同65.0%減の415百万円であった。2月にリリースした修正計画に比べると、売上高が0.5%増、営業利益が5.4%増であったが、期初予想比ではそれぞれ5.3%減、57.8%減の大幅な未達となった。 事業環境の変化を好機とし、攻めの施策で成長基盤の構築を図ったが、先行投資コストの負担もあり、売上高セグメント利益率は、HS事業が1.0%、EMS事業が1.7%、PS事業が3.5%、調整額控除後の売上高営業利益率は0.9%と前期比1.5ポイント低下した。 2. 財務状況 2019年3月期の総資産は、29,462百万円と前期末比2,966百万円増加した。流動資産が1,647百万円、固定資産が1,318百万円増加した。流動資産では、現金及び預金が同290百万円減少した一方、受取手形及び売掛金が699百万円増、棚卸資産が1,057百万円増加した。PS事業で一部部材の調達難と価格高騰を受け意図して在庫を積み増した。有形固定資産の増加は、PS事業のEV分野の製品開発・製造拠点である松阪工場の開設による。同工場の購入により有利子負債は3,522百万円増の14,513百万円に増加した。その結果、財務の安全性の指標となる流動比率が前期末比48.8ポイント減の101.6%へ、自己資本比率は同2.3ポイント減の19.5%へ低下した。流動比率の低下は、長期借入金が減少し、短期借入金が増えたことも影響している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《MH》
関連銘柄 1件
2162 東証スタンダード
404
5/17 15:00
+6(%)
時価総額 8,731百万円
EMS会社。製造派遣や製造請負、電子・電子機器の製造受託、電源関連製品の開発、設計、製造、販売を展開。アユタヤ支店を開設し、タイでの事業拡大を加速。パワーサプライ事業の伸長もあり、3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/26