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パイプドHD Research Memo(1):2020年2月期は営業利益204.5%増と大幅回復予想

2019/5/17 15:01 FISCO
*15:01JST パイプドHD Research Memo(1):2020年2月期は営業利益204.5%増と大幅回復予想 ■要約 パイプドHD<3919>は純粋持株会社であるが、主要な連結子会社である(株)パイプドビッツは、自社製品である「SPIRAL®」というプラットフォーム(ミドルウェア)をクラウド型で提供するユニークなIT企業である。ナショナルクライアントをはじめとする大企業や中堅企業、中小SIer(システムインテグレーター)向けにプラットフォームの提供をするだけでなく、特定の業界(美容業界や建築業界など)向けに自社開発したアプリケーションの販売やそれを使った事業展開も行っている。 1. 2019年2月期:先行投資により営業利益は前期比47.5%減だが想定内 2019年2月期は売上高5,419百万円(前期比5.4%増)、営業利益394百万円(同47.5%減)、経常利益390百万円(同47.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益140百万円(同69.3%減)となり、営業利益は期初予想を下回ったものの、懸念される内容ではない。減益の主な要因は積極的な投資(人材採用)によるが、これは2020年2月期以降に向けて期初から計画されていたものであり、結果はほぼ想定内であったと言える。 2. 2020年2月期:営業利益は204.5%増と大幅回復予想 進行中の2020年2月期は、売上高6,500百万円(前期比19.9%増)、営業利益1,200百万円(同204.5%増)、経常利益1,190百万円(同204.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益700百万円(同397.4%増)が予想されている。営業利益以下は大幅増益の予想となっているが、同社の主力事業はクラウド型であることから限界利益率は高く、売上高さえ確保すれば十分に達成可能な数字である。過去2年間(2018年2月期及び2019年2月期)に大量採用した人材が計画どおり事業に貢献するかが計画達成のカギとなるだろう。 3. 中期経営計画の見通し2020年2月期に売上高7,300百万円、営業利益1,700百万円は変えず 発表されている中期経営計画(3ヶ年)では、最終見通しが2020年2月期に売上高7,300百万円、営業利益1,700百万円となっている。公式な決算短信上の発表では2020年2月期の予想は前述のとおり、売上高6,500百万円、営業利益1,200百万円となっているが、会社内部では、まだこの中期経営計画の目標を変更していない。この目標達成は容易ではないが、今後の動向からは目が離せない。 ■Key Points ・自社開発した「SPIRAL®」というプラットフォームを軸に事業展開 ・2020年2月期は営業利益204.5%増と大幅回復予想 ・中期経営計画見通し(2020年2月期売上高73億円、営業利益17億円)は変えず (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《YM》
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時価総額 23,059百万円
情報資産プラットフォーム「SPIRAL」をクラウドで提供する。政治・選挙情報サイト「政治山」なども運営。広告セグメントは成長。23.2期2Qは増収増益。MBO成立により、22年10月31日付けで上場廃止。 記:2022/10/30