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前場に注目すべき3つのポイント~材料株などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい~

2025/1/10 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~材料株などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい~ 10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■材料株などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい ■ファーストリテ、1Q営業利益 7.4%増 1575億円 ■前場の注目材料:日立、メタバース活用、下水道保守・DC管理を効率化 ■材料株などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすい 10日の日本株市場は、市場参加者が限られるなか、こう着感の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場は、カーター元大統領の服喪の日で休場だった。シカゴ日経225先物は大阪比15円安の39545円。円相場は1ドル158円10銭台で推移している。 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、小動きで始まりそうである。前日の下落で25日線水準まで下げたこともあり、自律反発狙いの買いは入りやすいところであろう。また、米国市場の休場を前に持ち高調整の動きは前日までで一巡していると考えられ、下値の堅さは意識されそうである。 もっとも、米国では米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事や米ボストン連銀のコリンズ総裁、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁らによる追加利下げペース減速の見解が伝えられており、神経質にさせやすいだろう。10日の米国では12月の雇用統計の発表を控えていることもあり、結果を見極めたいとする様子見姿勢が強まりやすい。 そのため、日経平均株価は狭いレンジでのこう着となり、物色としては個人主体の材料株などに短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられる。そのほか、昨日はアドバンテスト<6857>が高値更新後に下落に転じたことがセンチメントを冷ます形になった。ただし、直近で弱い値動きをみせていたファーストリテイリング<9983>や中外薬<4519>が買われており、持ち高調整に伴うリバランスの動きとみられる。 アドバンテストが再び買われる流れになるようだと、他の指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買いに向かわせよう。日経平均株価は25日線が支持線として意識されやすく、同線に接近する局面では押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。 ■ファーストリテ、1Q営業利益 7.4%増 1575億円 ファーストリテ<9983>が発表した2025年8月期第1四半期業績は、売上収益が前年同期比10.4%増の8951億9200万円、営業利益は同7.4%増の1575億5600万円だった。国内ユニクロ事業の販売が好調だったことに加え、東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州のユニクロ事業の事業拡大が順調に進んだ。 ■前場の注目材料 ・1ドル=158.10-20円 ・活発な自社株買い ・東証による企業価値向上の要請 ・日立<6501>メタバース活用、下水道保守・DC管理を効率化 ・カネカ<4118>イスラエル社買収、動脈瘤治療機器開発 ・丸紅<8002>印に工作機械の販社設立、サービス・営業強化 ・シンフォニア<6507>半導体パネル自律搬送、最大600mm角、先進後工程向け ・井関農機<6310>自動直進で刈り取り省力化、大型コンバイン発売 ・アドバンテスト<6857>半導体テスト技術強化、米伊社に出資、プローブカード連携 ・NTT<9432>NTTなど、音楽番組制作にIOWN活用、遠隔で音声編集 ・日清紡HD<3105>“高機能性樹脂”安定供給へ、工場増設など検討 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 11月家計支出(予想:前年比-0.9%、10月:-1.3%) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 10件
3105 東証プライム
882.5
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時価総額 149,360百万円
日清紡ブレーキ、日清紡メカトロニクス、日清紡ケミカル、日本無線等を傘下に持つ持株会社。1907年に紡績会社として創業。無線・通信及びマイクロデバイス事業を軸に成長加速図る。26年度に売上高5800億円目標。 記:2024/12/12
4118 東証プライム
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時価総額 239,844百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。ポリイミドフィルム、アクリル樹脂は出荷順調。事業ポートフォリオの変革推進。 記:2024/11/11
4519 東証プライム
6,737
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時価総額 11,311,814百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6310 東証プライム
905
1/10 15:30
+5(%)
時価総額 20,801百万円
老舗農業機械メーカー。1926年に愛媛県松山市で創業。トラクタ、耕うん機等の整地用機械が主力。田植機、コンバイン、芝刈機などの製造・販売も。国内では畑作市場などへ経営資源集中。海外は事業拡大の加速図る。 記:2024/08/09
6501 東証プライム
3,810
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-99(%)
時価総額 17,665,328百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。連結子会社数は610社超。グリーンエナジー&モビリティセグメントなどは売上順調。 記:2024/11/26
5,960
1/10 15:30
+30(%)
時価総額 177,542百万円
半導体製造装置向けアクチュエータ等のモーション機器事業が主力。1917年創業。旧社名は神鋼電機。クリーン搬送システム事業、パワーエレクトロニクス機器事業も。半導体製造装置向け搬送機器の生産能力増強進める。 記:2024/08/10
6857 東証プライム
10,380
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+506(%)
時価総額 7,952,544百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
8002 東証プライム
2,233
1/10 15:30
-14(%)
時価総額 3,743,354百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
9432 東証プライム
153.7
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-1.8(%)
時価総額 13,917,584百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9983 東証プライム
48,700
1/10 15:30
-3,400(%)
時価総額 15,497,363百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25