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38000円を割り込む場面での押し目買い意欲は強い【クロージング】

2024/11/28 16:38 FISCO
*16:38JST 38000円を割り込む場面での押し目買い意欲は強い【クロージング】 28日の日経平均は3日ぶりに反発。214.09円高の38349.06円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。前日の米国株安などを映して売りが先行して始まり、取引開始直後に37801.62円まで下げた。その後、米メディアが「米国による対中半導体規制について以前より厳しい内容にはならない」などと報じたことをきっかけに、ハイテク株を中心に買い戻す動きが強まり、プラスに転じた。後場中盤に向けて上げ幅を広げ、38478.32円まで上値を伸ばした。ただ、米国市場は28日が感謝祭のため休場となり、海外投資家が不在とあって積極的に上値を買い上がる流れにはならず、節目の38500円を目前にした戻り待ちの売りもみられた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、すべてのセクターが上昇し、その他製品、水産農林、食料品の強さが目立った。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、NTTデータ<9613>が軟調だった。 前日の米国市場は、10月の個人消費支出(PCE)デフレーターは市場予想と一致し、その他の経済指標においても米経済の底堅さが示される内容と受け止められた。ただ、NYダウは連日で最高値を更新するなかで過熱感が警戒されていたほか、祝日を前にした持ち高調整の流れによる下落だったとみられる。東京市場もこの流れを背景に売りが先行したが、38000円を割り込む場面での押し目待ち狙いの買い意欲は強かった。また、米国同様、リバランスとみられる買い戻しの動きにより、底堅い値動きが続いた。また、米メディアが「米政府は追加の対中半導体規制を課す用意があるが、従来ほど踏み込まない」と伝えた。この報道を受けて、半導体株への警戒感が和らいだとみる向きもあった。 日経平均はひとまず反発したしたものの、相場を大きく動かすような材料に欠けるほか、海外投資家は連休モードに入っており、積極的な市場参戦は期待できないだろう。また、日経平均はこのところ、節目の38000円を下回ると押し目買いが強まる一方、25日線(38600円台)に接近すると戻り待ちの売りなどで上値が重くなっている。目先は狭いレンジ内の動きが続きそうで、個別材料株物色で幕間つなぎの展開となりそうだ。 《CS》
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大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
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6954 東証プライム
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8035 東証プライム
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時価総額 11,196,567百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
4,981
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時価総額 10,917,585百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,826.5
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-31(%)
時価総額 3,964,166百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9983 東証プライム
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時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
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時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17