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売り一巡後は38000円を挟んでのもち合いを継続【クロージング】

2024/11/21 16:39 FISCO
*16:39JST 売り一巡後は38000円を挟んでのもち合いを継続【クロージング】 21日の日経平均は続落。326.17円安の38026.17円(出来高概算16億8000万株)で取引を終えた。朝方は前日の下げの反動などから日経平均は小高く推移する場面もあったが、日本時間の早朝に決算を発表した米エヌビディア株が時間外取引で下落したほか、円相場は1ドル=154円台へと円高に振れて推移するなか、指数寄与度の大きいハイテク株を中心に売られ、日経平均はほどなくしてマイナスに転じ、後場中盤にむけては37945.21円まで下押しした。ただし、その後は心理的な節目の38000円を下回ると次第に押し目買いや値ごろ買いが入り、38000円を挟んでのもみ合いが続いていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が850を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、非鉄金属、銀行、繊維製品の3業種を除く30業種が下落し、鉱業、精密機器、小売、陸運の下落が目立った。指数インパクトの大きいところでは、エムスリー<2413>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>が軟調だった。 エヌビディアの決算は、8-10月期の売上高は市場予想を上回る堅調な結果となった。11-1月期についても予想を上回ったが、一部強気にみているアナリスト予想に届かなかったことが売りに向かわせたようだ。ただし、時間外取引では一時6%超下落する場面もあったが、その後は下げ渋る動きをみせており、米国市場でのアク抜け的な反応をみせてくるかが注目されそうである。日経平均は寄り付き後ほどなくして38000円を割り込んだ後は、38000円を挟んだ狭いレンジでの推移だった。 日経平均はこのところ、75日線水準(37900円程度)を下値、200日線水準(38500円程度)を上値としたもみ合いが続いている。トランプ次期米政権の人事や政策への不透明感などから積極的な売買は手控えられているほか、地政学リスクへの警戒からポジションを傾けにくい需給状況である。一方で、グロース250指数は上昇しており、中小型株での個別物色に向かわせやすいところである。 《CS》
関連銘柄 8件
2413 東証プライム
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
6367 東証プライム
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時価総額 5,388,901百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
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時価総額 3,658,345百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,385
11/21 15:30
-156(%)
時価総額 7,190,233百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
65,680
11/21 15:30
+800(%)
時価総額 15,973,901百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,101
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+29(%)
時価総額 4,082,213百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
9983 東証プライム
48,470
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時価総額 15,424,172百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,550
11/21 15:30
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時価総額 12,568,457百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17