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石破首相のハト派発言を受けた円安進行を好感【クロージング】

2024/10/3 16:05 FISCO
*16:05JST 石破首相のハト派発言を受けた円安進行を好感【クロージング】 3日の日経平均は大幅反発。743.30円高の38552.06円(出来高概算19億株)で取引を終えた。石破茂首相のハト派発言を受けて早期の追加利上げ観測が後退し、円相場は一時1ドル=147円台前半へと円安が進んだため、買い安心感が広がった。また、米国ではADP雇用統計が予想を上回ったことで次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待が後退したことも円安に向かわせた。米国市場では半導体株を中心に買い戻されており、この流れを引き継ぐ形から日経平均は取引開始直後に38856.75円まで上値を伸ばした。ただ、中東情勢の行方が依然不透明なうえ、今週末には米雇用統計など重要な指標の発表もあり、買い一巡後はこう着感が強まった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1300に迫り、全体の8割近くを占めた。セクター別では、保険、海運、医薬品、陸運、サービスなど28業種が上昇。一方、パルプ紙、銀行、鉄鋼、空運、その他金融の5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>が堅調だった半面、ニトリHD<9843>、ダイキン<6367>、7&iHD<3382>、日東電工<6988>が軟化した。 石破首相は昨夕、日銀の植田総裁との会談後、「追加利上げをするような環境にあるとは考えていない」と述べた。これまで金融正常化に前向きとみられていた石破氏がハト派に変わったと受け止められたことが投資家心理を大きく上向かせ、円安・株高に寄与したようだ。また、米半導体大手エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)が米メディアとのインタビューで、次世代人工知能(AI)半導体「ブラックウェル」について「フル生産中」などと語ったことも刺激材料となった。 中東情勢の悪化を警戒する向きは多いものの、本日は目立った報道はなかった。イランとイスラエルの地域紛争にとどまるなら問題ないが、ロシアや米国など大国を巻き込んだ紛争に発展すれば、「世界的なリスクオフになりかねない」と警戒する声もあり、今後の情勢に行方には引き続き警戒が必要だ。 《CS》
関連銘柄 9件
2,556.5
11/22 15:30
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時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
6367 東証プライム
18,295
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時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
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時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
-1.5(%)
時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9843 東証プライム
18,025
11/22 15:30
+710(%)
時価総額 2,062,835百万円
家具・インテリア国内最大手。企画、原材料調達、製造、物流、販売の一貫体制を構築。アイテム数は約1万点。8割超が自社開発商品。島忠を傘下に収める。Nポルダなどは売上順調。26.3期買上客数2億人以上目標。 記:2024/06/13
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17