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リスク回避強まり過去最大の下げ幅に【クロージング】

2024/8/5 16:17 FISCO
*16:17JST リスク回避強まり過去最大の下げ幅に【クロージング】 5日の日経平均は急落。4451.28円安の31458.42円(出来高概算は40億8000万株)で取引を終えた。また、下げ幅は1987年10月のブラックマンデーを上回り過去最大となった。米国の景気後退への警戒感からリスク回避姿勢が強まり、取引開始直後から幅広い銘柄が売られた。また、円相場は朝方から円高が進んだことも投資家心理を大きく悪化させた。後場に入り、円相場が一時1ドル=142円台前半と円高ピッチが加速しており、持ち高を圧縮する動きが強まり、日経平均は大引けにかけては31156.12円まで下押す場面もみられた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1600を超え、全面安商状となった。セクター別では、33業種すべてが下落し、保険、銀行、証券商品先物、非鉄金属、海運の弱さが目立った。また、指数インパクトの大きいところでは構成銘柄のすべてが下落しており、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>の影響が大きかった。 米国市場は、7月の雇用統計が市場予想を下回る結果となり、景気後退懸念が急速に高まり、主要株価指数が下落した。また、「エヌビディアの新型半導体の発売が3カ月かそれ以上遅れる」との海外メディアが報じたこともセンチメントを冷ました。米金融当局が大幅な利下げに踏み切る可能性があるとの見方が出始めており、銀行や保険など金融セクターにも売りが波及するなか、日経平均の下げ幅は一時4700円を超えた。 日経平均は年初からの上昇部分を帳消しにする形となった。急ピッチの下落によってレバレッジ型への資金流入も膨らんでおり、ヘッジ対応のショートも膨らんでいる。積極的な買い方が不在のなか、テクニカル的なショートも入りやすく、より下へのバイアスが強まる状況である。日経平均は短期的な売られ過ぎ感は否めないが、グローベックスのナスダック100先物は1000ポイント近く下落して推移しているなか、一段と下へのバイアスが強まる展開が警戒されやすい。しばらくは明確なボトムを探る流れになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 4件
6857 東証プライム
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時価総額 4,762,507百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
23,020
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時価総額 10,856,992百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,900
9/19 15:00
+1,080(%)
時価総額 14,606,344百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,405
9/19 15:00
+209(%)
時価総額 14,481,428百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17