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後場に注目すべき3つのポイント~下値の堅さが意識されて切り返す

2024/7/10 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~下値の堅さが意識されて切り返す 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅続伸、下値の堅さが意識されて切り返す ・ドル・円は小じっかり、米金利にらみ ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は小幅続伸、下値の堅さが意識されて切り返す 日経平均は小幅続伸。前日比55.36円高(+0.13%)の41635.53円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えている。 9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は52.82ドル安(-0.13%)の39291.97ドル、ナスダックは25.55ポイント高(+0.14%)の18429.29、S&P500は4.13ポイント高(+0.07%)の5576.98で取引を終了した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて様子見気配が強まり、寄り付き後、まちまち。議長が証言で最近のデータで経済や労働市場の減速が見られると言及したため、警戒感からダウは下落に転じた。一方、ナスダックはハイテクの買いが継続し、底堅く推移し6日連続で過去最高値を更新し、まちまちで終了した。 米国株が高安まちまちのなか、昨日の大幅高の反動が先行し東京市場は売り優勢で取引を開始した。半導体株の一角が弱い動きを見せたが、保険や銀行、証券など金融株が総じて買われる地合いとなり日経平均は切り返す動き。取引時間中の史上最高値(7月9日の41769.35円)更新とはいかなかったが、下値の堅さは確認できるしっかりとした相場付きとなった。 日経平均採用銘柄では、米系証券会社による投資判断引き上げ観測を材料に三菱自動車工業<7211>が大幅高となったほか、保険株が買われて東京海上<8766>、MS&AD<8725>が上場来高値(分割考慮)を更新、T&Dホールディングス<8795>は年初来高値を更新した。このほか、サッポロHD<2501>、スズキ<7269>、HOYA<7741>、三越伊勢丹<3099>が買われた。 一方、中期経営計画を修正し26年3月期営業利益を460億円まで引き上げたものの、市場予想に届かなかったことからGSユアサ<6674>が下げ幅を拡大したほか、三菱重<7011>が続落。このほか、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角もさえない。 業種別では、保険業、証券・商品先物取引業、精密機器、銀行業、海運業などが上昇した一方、機械、倉庫・運輸関連業、不動産業、卸売業、パルプ・紙などが下落した。 為替は1ドル161円50銭台で推移しており、前日比では円安ドル高が進行している。パウエルFRB議長の議会証言内容がこれまでの発言内容とほぼ同じだったことで、早期の利下げ観測が後退。時間外の米10年国債利回りは4.30%とやや上昇している。今晩もパウエルFRB議長の議会証言は行われるが、「データ次第」という昨晩のスタンスはそのままが予想されるため材料視されないだろう。 昨日の東京市場は、パウエルFRB議長の議会証言に対する期待感が高まったことで先物の買戻しを誘ったと言われているが、期待に反して早期の利下げ観測は後退した。にもかかわらず、日経平均、TOPIXは史上最高値圏を維持したままである。昨日の大幅高の背景は、ショートカバーだけではなく、何かしらの投資資金が流入していると考える。一部では大型株を中心としたオイルマネーも流入しているとの話も聞こえる。後場の日経平均、TOPIXはじりじりとした上昇も期待できよう。 ■ドル・円は小じっかり、米金利にらみ 10日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、161円26銭から161円59銭まで値を上げた。前日海外市場で低下した米10年債利回りが持ち直し、ドルに買戻しが強まった。また、日経平均株価はプラスを確保し、円売りがドルを支えた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は161円26銭から161円59銭、ユーロ・円は174円40銭から174円73銭、ユーロ・ドルは1.0811ドルから1.0817ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・地域新聞社<2164>、シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>など、11銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・6月国内企業物価指数:前年比+2.9%(予想:+2.9%、5月:+2.6%←+2.4%) ・中・6月消費者物価指数:前年比+0.2%(予想:+0.4%、5月:+0.3%) ・中・6月生産者物価指数:前年比-0.8%(予想:-0.8%、5月:-1.4%) 【要人発言】 ・NZ準備銀行(声明) 「金融政策が制限的であり続ける必要があることに合意」 「国内主導でインフレが短期的に持続するリスク」 <国内> ・16:30 債券市場参加者会合(機関投資家、日銀) <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 17件
2164 東証グロース
351
9/6 15:00
-17(%)
時価総額 1,031百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌「ちいき新聞」の広告枠販売が柱。週間発行部数は約173万部。富裕層向け情報誌、子育て支援情報誌を発行。求人情報紙「Happiness」の需要が引き続き堅調。 記:2024/05/16
7,554
9/6 15:00
-64(%)
時価総額 595,210百万円
ビールで国内4位の酒類メーカー。傘下に飲料・食品のポッカ。保有地活用の不動産ビジネスでも収益を稼ぐ。24.12期は「黒ラベル」を牽引役にビールの伸長を想定。不動産も安定推移の見込み。増収増益・増配を計画。 記:2024/04/10
2687 東証スタンダード
561
9/6 15:00
-9(%)
時価総額 2,841百万円
マンションフロントサービス事業、ビジネスホテル・ユニット型ホテル「BAY HOTEL」の運営を行うホテル事業が柱。18年にコンビニ事業の大半を売却。ホテル事業では需要予測に基づく販売コントロールを強化。 記:2024/08/02
2,221
9/6 15:00
+34(%)
時価総額 881,275百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
6526 東証プライム
2,802
9/6 15:00
+4.5(%)
時価総額 498,986百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
2,874.5
9/6 15:00
+4.5(%)
時価総額 275,432百万円
電池専業メーカー。日本電池、ユアサコーポレーションが経営統合して誕生。京都府京都市に本社。オートバイ用バッテリーで世界トップシェア。26.3期売上高6000億円以上目標。BEV用電池の開発などに注力。 記:2024/08/06
6920 東証プライム
23,315
9/6 15:00
-420(%)
時価総額 2,198,278百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7011 東証プライム
1,712
9/6 15:00
-65(%)
時価総額 5,775,685百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7211 東証プライム
403
9/6 15:00
-4.1(%)
時価総額 600,584百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7269 東証プライム
1,572.5
9/6 15:00
-22(%)
時価総額 3,089,311百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
9,700
9/6 15:00
+125(%)
時価総額 985,423百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7741 東証プライム
19,150
9/6 15:00
-80(%)
時価総額 6,914,605百万円
半導体ブランクスやHDDガラス基板で世界首位。眼鏡レンズやコンタクトレンズ、内視鏡、眼内レンズ、人工骨などのライフケア事業でも実績。光学技術に定評。ライフケア、情報通信とも好調で、3Q累計は増収確保。 記:2024/03/31
3,271
9/6 15:00
-12(%)
時価総額 5,260,468百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上、あいおい、ニッセイ同和が前身。国内損保を軸に、国内生保、海外保険等を展開。保険引受収益、資産運用収益ともに増加。24.3期3Q累計は収益伸長。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/13
5,244
9/6 15:00
-21(%)
時価総額 10,697,760百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
8795 東証プライム
2,347.5
9/6 15:00
+3(%)
時価総額 1,382,678百万円
生保大手。個人向けの大同生命や中小企業向けの太陽生命、乗合代理店市場向けのT&Dフィナンシャル生命が中核。新契約年換算保険料は増加。コンサル営業推進で主力商品の販売が伸びる。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/04/13
9983 東証プライム
44,100
9/6 15:00
+80(%)
時価総額 14,033,546百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,708
9/6 15:00
-138(%)
時価総額 13,280,529百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17