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ハイテク主導で日経平均は最高値更新【クロージング】

2024/7/9 16:04 FISCO
*16:04JST ハイテク主導で日経平均は最高値更新【クロージング】 9日の日経平均は3営業日ぶりに大幅反発。799.47円高の41580.17円(出来高概算は17億株)と初めて41000円台に乗せて取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われたことが好感され、東京市場でも値がさハイテク株を中心に買いが先行して始まった。また、時間外取引での米国株先物が堅調に推移していたほか、海外勢とみられるインデックス買いなどが断続的に入ったことなどから、日経平均は後場中盤に向けて上げ足を速め、41769.35円まで上値を伸ばした。その後は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を控えて、持ち高調整の売りが入り、上げ幅を縮めた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1100に迫り、全体の7割近くを占めた。セクター別では、電気機器、非鉄金属、精密機器、情報通信、化学など24業種が上昇。一方、海運、鉱業、銀行、石油石炭など9業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>が堅調だった半面、トヨタ<7203>、ソシオネクスト<6526>、7&iHD<3382>、三井物<8031>、川崎船<9107>が軟化した、 前日の米国市場は、アナリストによる目標株価引き上げが観測されたエヌビディアが上昇したことが支援材料となり、ナスダック指数は連日で最高値を更新し、SOX指数も上伸したことが支援材料になった。日経平均株価は寄り付き後ほどなくしてザラ場高値を更新すると、買い遅れているファンドによる資金流入が強まる形となった。また、明日はパッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が控えている。そのため、相対的にTOPIXの弱さが目立っていたが、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられ、後場に入り強含んでいた。 日経平均は最高値を更新したが、値がさ株など一部の銘柄による押し上げ効果が大きい。ただし、ETFの決算に絡んだ需給面を警戒した動きも入っていたと考えられるなか、明日のTOPIXの売り需要に向かう形でファンドによる資金流入の動きとなれば、一段の上昇が期待されてくるだろう。一方、米国ではパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。おおむね、「インフレ抑制に自信を持てるまで政策金利を据え置くとの認識が示される」と想定する向きが大半だが、利下げのタイミングについて何らかの示唆があるかにも注目したいところだ。 《CS》
関連銘柄 10件
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
6526 東証プライム
2,360
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 423,382百万円
半導体ファブレスメーカー。富士通、パナソニックのシステムLSI事業の統合により誕生。SoCの設計・開発、販売を行う。オートモーティブ、データセンターなどが注力分野。注力分野中心に多くの大型商談を獲得。 記:2024/07/28
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9107 東証プライム
2,155
11/22 15:30
-34(%)
時価総額 1,454,996百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17