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後場に注目すべき3つのポイント~ハイテクに金融株が上昇しTOPIXは年初来高値を更新

2024/6/28 12:20 FISCO
*12:20JST 後場に注目すべき3つのポイント~ハイテクに金融株が上昇しTOPIXは年初来高値を更新 28日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、ハイテクに金融株が上昇しTOPIXは年初来高値を更新 ・ドル・円は小じっかり、一時161円台に浮上 ・値上り寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は反発、ハイテクに金融株が上昇しTOPIXは年初来高値を更新 日経平均は反発。前日比386.37円高(+0.98%)の39727.91円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。 27日の米国株式市場は小幅続伸。ダウ平均は36.26ドル高(+0.09%)の39164.06、ナスダック指数は53.53ポイント高(+0.30%)の17858.68、S&P500は4.97ポイント高(+0.09%)の5482.87で取引を終了した。寄り付きは下落。マイクロンやウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなど、さえない企業決算が投資家心理を冷やした。米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する5月PCE価格指数の発表を控え様子見姿勢が続いているが、マイクロンの見通しが物足りなかったことでAIブームの持続力に懐疑的な見方が生じ、エヌビディアなど半導体銘柄が売られた。一方、前日に時価総額が2兆ドルに達したアマゾン・ドット・コムやアップルなど大手ハイテク株には買いが続き、相場を支えた。 米国株上昇を受けて、東京市場はハイテク株中心に買い優勢で取引を開始した。日経平均は39500円台でスタートするとじりじりと上昇し、26日につけた戻り高値とほぼ同じ39783.70円まで上げ幅を広げる場面も見られた。引き続きメガバンクなど時価総額が大きい金融株が買われたことから、TOPIXは3月22日の年初来高値2813.22ポイントを更新した。 日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクグループ<9984>など半導体関連銘柄の一角が買われたほか、MS&AD<8725>、三菱UFJ<8306>、T&Dホールディングス<8795>、東京海上<8766>、三井住友<8316>、みずほ<8411>など金融株の上げも目立った。このほか、住友ファーマ<4506>、荏原製作所<6361>が買われた。 一方、証券会社によるレポートがネガティブ視されて日野自動車<7205>が売られたほか、資生堂<4911>、花王<4452>、ニデック<6594>、オムロン<6645>など足元構造改革などを実施している銘柄の下げがやや目立った。このほか、シャープ<6753>、NEC<6701>、オリンパス<7733>が売られた。 業種別では、保険業、銀行業、証券・商品先物取引業、海運業、卸売業などが上昇した一方、電気・ガス業、空運業、パルプ・紙、食料品、小売業なども下落した。 為替は、10時過ぎに1ドル161円20銭台水準まで円安ドル高が進行した。10時の値決めのタイミングでドル買い需要が強まったとの観測だが、米国で行われている大統領選挙に向けた第1回のテレビ討論会で「トランプ優勢」との見方が強まったことでドルが買われたとの声も聞かれる。また、為替介入の陣頭指揮を執っていた神田財務官が交代し、後任に三村国際局長が就くと伝わったことも円安基調を強める材料となったもよう。 為替市場が円安ドル高で動いていることから、後場は、政府・日本銀行による円買いドル売り介入実施への警戒感がより高まり日本株上昇は一服となろう。日経平均、TOPIXは為替動向を睨んだ神経質な展開となりそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、一時161円台に浮上 28日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、160円64銭から一時161円27銭まで上値を伸ばした。前日低下した米10年債利回りの上昇でドル買い優勢となり、主要通貨は対ドルで下落。その後は失速したが、ドル買い再開の可能性も。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は160円64銭から161円27銭、ユーロ・円は172円00銭から172円38銭、ユーロ・ドルは1.0685ドルから1.0710ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・GMOアドパートナーズ<4784>、アイズ<5242>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはソフトバンクグループ<9984>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・6月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.1%(予想:+2.0%、5月:+1.9%) ・日・5月有効求人倍率:1.24倍(予想:1.26倍、4月:1.26倍) ・日・5月失業率:2.6%(予想:2.6%、4月:2.6%) ・日・5月鉱工業生産:前月比+2.8%(予想:+2.0%、4月:-0.9%) 【要人発言】 ・鈴木財務相 「過度な変動には適切に対応していく」 「円の信認は維持できている」 「財政健全化の取り組みが重要」 「一方的な変動に深く懸念」 ・トランプ前米大統領 「関税は赤字を減らし、中国などのような国を抑制する」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 22件
4452 東証プライム
6,472
7/2 15:00
+1(%)
時価総額 3,074,200百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4506 東証プライム
378
7/2 15:00
-12(%)
時価総額 150,406百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4784 東証スタンダード
603
7/2 15:00
-144(%)
時価総額 10,104百万円
インターネット広告会社。広告代理店やインターネット広告に加え、広告プラットフォームやメディアの運営を行う。23年12月期は巣籠需要の減退が想定以上となり、広告需要の縮小が影響した。広告単価も伸び悩んだ。 記:2024/04/15
4911 東証プライム
4,588
7/2 15:00
-22(%)
時価総額 1,835,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
5242 東証グロース
1,631
7/2 15:00
-277(%)
時価総額 1,549百万円
広告資料掲載サイト「メディアレーダー」とクチコミ情報サイト「トラミ―」が柱。独自機能の開発を強化。24.12期はメディアレーダーを牽引役に増収を計画。だが将来を睨んだ人材・広告投資が利益を圧迫する見込み。 記:2024/03/13
6361 東証プライム
2,511.5
7/2 15:00
+12(%)
時価総額 1,160,084百万円
ポンプメーカー最大手。風水力機械や浄水・排水等の環境装置を製造。半導体研磨装置やガス化溶融炉でも有力。CMP装置は世界2位。ごみ処理施設・エネルギープラントの受注500件を達成し、23.12期は増収増益。 記:2024/03/30
6594 東証プライム
7,076
7/2 15:00
-44(%)
時価総額 4,219,306百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6645 東証プライム
5,715
7/2 15:00
+49(%)
時価総額 1,178,690百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6701 東証プライム
13,575
7/2 15:00
+325(%)
時価総額 3,703,939百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6753 東証プライム
940
7/2 15:00
-2(%)
時価総額 611,383百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6857 東証プライム
6,480
7/2 15:00
+60(%)
時価総額 4,964,775百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
34,250
7/2 15:00
-400(%)
時価総額 3,229,296百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7205 東証プライム
426.6
7/2 15:00
+4(%)
時価総額 245,116百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。今期3Q累計は国内販売台数が増加も、原材料価格の高騰や一時費用が重し。 記:2024/03/11
7733 東証プライム
2,528.5
7/2 15:00
-14(%)
時価総額 3,251,378百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8035 東証プライム
35,050
7/2 15:00
+230(%)
時価総額 16,530,737百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,811
7/2 15:00
+62(%)
時価総額 24,053,693百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
11,010
7/2 15:00
+175(%)
時価総額 15,135,348百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
3,465
7/2 15:00
+57(%)
時価総額 8,798,501百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
3,824
7/2 15:00
+111(%)
時価総額 6,149,810百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上、あいおい、ニッセイ同和が前身。国内損保を軸に、国内生保、海外保険等を展開。保険引受収益、資産運用収益ともに増加。24.3期3Q累計は収益伸長。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/13
6,342
7/2 15:00
+195(%)
時価総額 12,937,680百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
8795 東証プライム
3,029
7/2 15:00
+108.5(%)
時価総額 1,784,081百万円
生保大手。個人向けの大同生命や中小企業向けの太陽生命、乗合代理店市場向けのT&Dフィナンシャル生命が中核。新契約年換算保険料は増加。コンサル営業推進で主力商品の販売が伸びる。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/04/13
9984 東証プライム
10,550
7/2 15:00
+45(%)
時価総額 18,177,165百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17