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日銀会合通過後はアク抜けの動き強まる【クロージング】

2024/6/14 16:07 FISCO
*16:07JST 日銀会合通過後はアク抜けの動き強まる【クロージング】 14日の日経平均は3日ぶりに反発。94.09円高の38814.56円(出来高概算は21億5000万株)で取引を終えた。朝方は日銀の金融政策決定会合の結果判明を控えて買い見送りムードが強まり、日経平均は続落スタート。前場中盤にかけては38554.75円まで水準を切り下げた。その後は方向感の定まらない展開が続いた。午後0時20分過ぎに発表された日銀会合の結果を受け、円相場が1ドル=158円台へと円安が進んだほか、株式先物にも買い戻しの動きが強まり、日経平均は後場中盤に向けて39025.70円まで上昇した。ただ、その後は午後3時半から予定されている植田和男日銀総裁の記者会見の内容を見定めたいとの見方も多く、再び模様眺めムードが強まり上げ幅を縮めた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数1400を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、医薬品、銀行、保険、輸送用機器の4業種を除く29業種が上昇。海運、石油石炭、卸売、不動産、建設などの上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、ディスコ<6146>、ニデック<6594>、ネクソン<3659>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、第一三共<4568>、KDDI<9433>、信越化<4063>、レーザーテック<6920>が軟調だった。 日銀の金融政策決定会合では、政策金利を「0~0.1%」に据え置き、長期国債の買入れを減額していく方針を決めた。そのうえで、次回の会合で、今後1~2年程度の具体的な減額計画を決めるという。ただ、国債の買入れ減額の規模が明確に示されなかったため、急速な金融引き締めへの警戒感も和らぐ格好となった、日経平均は後場に入り上げ幅を広げ、上昇幅は一時300円を超えた。一方、個別では日銀会合後に国内長期債利回りが低下したことなどから、メガバンクなど金融株に値を消す銘柄が目立った。 日経平均は3日ぶりに反発したが、日銀会合に大きなサプライズはなかったとはいえ、日銀会合の結果後に円相場が1ドル=158円台へと円安が進んでいるため、円相場の先安観の再燃を防ぐことも目的として、植田総裁がタカ派的な発言をして投資家をけん制するのではないかとの見方が広がっている。また、日米の中銀イベントを消化したことで、今後は景況感に着目した動きとなってくるだろうと考える向きが多く、来週も38500~39000円のレンジ内の動きとどまる可能性が高そうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
3659 東証プライム
3,044
7/5 9:29
+37(%)
時価総額 2,635,717百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4063 東証プライム
6,439
7/5 9:29
-31(%)
時価総額 13,033,328百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4568 東証プライム
5,781
7/5 9:29
+104(%)
時価総額 11,255,804百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6146 東証プライム
63,440
7/5 9:24
-1,140(%)
時価総額 6,871,630百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6594 東証プライム
7,011
7/5 9:24
±0(%)
時価総額 4,180,547百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6762 東証プライム
10,845
7/5 9:24
+5(%)
時価総額 4,216,232百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6920 東証プライム
34,230
7/5 9:24
-210(%)
時価総額 3,227,410百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
9433 東証プライム
4,392
7/5 9:24
-1(%)
時価総額 10,119,959百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
41,980
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+150(%)
時価総額 13,358,918百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
11,225
7/5 9:24
+35(%)
時価総額 19,340,159百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17