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米国株安を受けて値がさ株中心に売りが優勢【クロージング】

2024/5/24 16:08 FISCO
*16:08JST 米国株安を受けて値がさ株中心に売りが優勢【クロージング】 24日の日経平均反落。457.11円安の38646.11円(出来高概算13億9000万株)で取引を終えた。米経済指標を受けたインフレ高止まり懸念から前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを受け、半導体関連株など値がさ株を中心に売られる銘柄が増加し、日経平均は39000円を割り込んでスタート。その後、38367.70円まで下押した。ただ、時間外取引での米国株価指数先物が堅調に推移しているため、今晩の米国市場の反発に対する期待から、先物への買い戻しの動きも見られ、売り一巡後は下げ渋りを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1000を超え、全体の6割を占めた。セクター別では、海運、医薬品、電気ガスなど6業種が上昇。一方、証券商品先物、鉱業、不動産、電気機器、機械、精密機器など27業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、NTTデータ<9613>、リクルートHD<6098>、資生堂<4911>、第一三共<4568>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が軟調だった。 前日の米国市場は、5月の製造業、サービス業の購買担当者景況指数(PMI)がともに市場予想を上回り、米経済の底堅さとインフレ抑制の難しさが改めて意識され、主要株価指数は急落。ダウ工業株30種平均は今年最大の下落となった。こうした外部環境の悪化を背景に東京市場も値がさハイテク株などグロース株中心に下落し、日経平均の下げ幅は一時700円を超えた。また、前日に日経平均が心理的な節目の39000円台を回復した反動も出たほか。円相場は1ドル=157円台へ約3週間ぶりの円安水準となっているため、輸入物価上昇による国内景気への悪影響を警戒する向きも根強いようだ。 東京市場は、企業の決算発表が終わり、投資家の関心は再び金融政策に移っている。堅調な米経済指標により、利下げ観測が後退しているが、来週は28日にコンファレンスボードによる5月の消費者信頼感指数、31日には4月の個人消費支出(PCE)物価統計などが発表される予定で、引き続き堅調な経済指標となるのか確認したいと考える向きも多く、これら指標を受けた米国金融市場の動きには引き続き注意が必要だろう。また、国内では6月末にかけて国内企業の配当金の支払いが行われるだけに配当の再投資への思惑が相場を下支えするとの見方もあるなど、東京市場を取り巻く環境は強弱感が対立しており、目先はレンジ相場が続きそうだ。 《CS》
関連銘柄 9件
4568 東証プライム
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時価総額 10,987,113百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4911 東証プライム
4,834
6/26 12:59
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時価総額 1,933,600百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
8,489
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時価総額 14,397,004百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6857 東証プライム
6,238
6/26 12:59
+424(%)
時価総額 4,779,362百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
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時価総額 3,335,839百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
35,720
6/26 12:59
+1,320(%)
時価総額 16,846,731百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9613 東証プライム
2,392
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+9.5(%)
時価総額 3,354,780百万円
NTT傘下のSI大手。金融分野や公共・社会基盤分野向けに強み。24.3期3Q累計は親会社との海外通信事業統合会社がフル連結化。公共、金融案件の獲得も順調。営業外の金融費用増。通期営業最高益・増配を見込む。 記:2024/03/07
9983 東証プライム
41,460
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+570(%)
時価総額 13,193,443百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,110
6/26 12:59
+172(%)
時価総額 17,419,065百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17