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後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は様子見ムード強く上げ幅縮小へ

2024/5/21 12:23 FISCO
*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は様子見ムード強く上げ幅縮小へ 21日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、買い一巡後は様子見ムード強く上げ幅縮小へ ・ドル・円はしっかり、156円半ばに浮上 ・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は続伸、買い一巡後は様子見ムード強く上げ幅縮小へ 日経平均は続伸。前日比66.23円高(+0.17%)の39135.91円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。 20日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は196.82ドル安(-0.49%)の39806.77ドル、ナスダックは108.91ポイント高(+0.65%)の16794.88、S&P500は4.86ポイント高(+0.09%)の5308.13で取引を終了した。利下げ期待後退で寄り付き後はまちまち。数人の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が、「インフレが持続的に2%目標に達する確信がまだ持てず当面金利を維持する」といった慎重姿勢を示したため、長期金利の上昇で上値が抑制された。ダウは節目となる4万ドル近辺からの利益確定売りに押され、下落に転じ、終盤にかけ下げ幅を拡大。一方、今週四半期決算発表が予定されている半導体エヌビディアの上昇がけん引しナスダックは上昇し過去最高値を更新した。 米国株はまちまちもナスダックが上昇したことから、東京市場はやや買い優勢で取引を開始した。日経平均は39346.15円まで上げ幅を広げる場面が見られたものの、米半導体大手エヌビディアの決算発表前で市場全体の様子見ムードは強く、積極的な売買は手控えられた。プライム市場の売買代金は2兆円ほどに留まり、上昇下落銘柄も半々と方向感に乏しい展開となった。 日経平均採用銘柄では、MS&AD<8725>が好決算や大規模な株主還元策などが材料視されて急騰し上場来高値を更新した。また、細径高密度光ケーブルを米国で一貫生産すると報じられたフジクラ<5803>も上場来高値を更新。このほか、東京海上<8766>、三越伊勢丹D<3099>、ディスコ<6146>、村田製作所<6981>、荏原製作所<6361>が買われた。 一方、今期減益見通しの決算内容が嫌気されたSOMPOホールディングス<8630>が下落し年初来安値を更新したほか、T&Dホールディングス<8795>もさえない。このほか、住友ファーマ<4506>、ダイキン工業<6367>、住友化学<4005>、ソシオネクスト<6526>が売られた。 業種別では、保険業、石油・石炭製品、電気・ガス業、海運業、非鉄金属などが上昇した一方、鉱業、銀行業、不動産業、精密機器、証券・商品先物取引業などが下落した。 午前の債券市場では、新発10年物国債の利回りが前日比0.005%高い0.980%と2013年5月以来、11年ぶりの高さとなった。昨晩の米国市場で長期金利が上昇したことで、国内の長期債にも売りが波及。日本銀行による金融政策の正常化観測から債券市場では金利先高観が強まっている。心理的な節目である1.000%が迫っていることから、為替市場、株式市場への影響を見極めたいとするムードも強まると想定。後場は、エヌビディアの決算発表を22日(日本時間23日未明)に控えていることもあり、日経平均、TOPIXともにもみ合い推移となりそうだ。 ■ドル・円はしっかり、156円半ばに浮上 21日午前の東京市場でドル・円はしっかりの値動きとなり、156円19銭から156円50銭まで値を上げた。米10年債利回りは底堅く推移し、ドル買い先行。また、日経平均株価の堅調地合いで円売りがドルを押し上げた。ただ、節目付近では上値が重い。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円19銭から156円50銭、ユーロ・円は169円59銭から169円93銭、ユーロ・ドルは1.0851ドルから1.0861ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・住石ホールディングス<1514>、アイズ<5242>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはアドバンテスト<6857>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・特になし 【要人発言】 ・豪準備銀行5月理事会議事要旨 「最近のデータでインフレリスクが高まっている可能性」 「最優先課題はインフレを目標に戻すこと」 「今後の政策金利の変更について確定的にいうことは難しい」 ・林官房長官 「国債金利は様々な要因で市場が決める」 <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《CS》
関連銘柄 17件
1514 東証スタンダード
1,300
6/20 15:00
-28(%)
時価総額 76,561百万円
住石マテリアルズを中核とする持株会社。石炭の輸入販売が主力。人工ダイヤなど先端素材の製造・販売、砕石の採取等も。麻生と資本業務提携。新素材事業部門では化合物半導体関連企業との関係強化などに取り組む。 記:2024/06/09
2,863.5
6/20 15:00
-25(%)
時価総額 1,136,214百万円
三越と伊勢丹の経営統合で誕生した持株会社。百貨店業、クレジット・金融・友の会業、不動産業等を展開。伊勢丹新宿本店は百貨店の店舗別売上で国内首位。24.3期は伊勢丹新宿本店、三越銀座店の総額売上が過去最高。 記:2024/06/13
4005 東証プライム
312.1
6/20 15:00
-7.1(%)
時価総額 516,794百万円
大手総合化学会社。エッセンシャルケミカルズやエネルギー、機能材料、情報電子化学、健康、農業、医薬品の分野で事業展開する。今期3Q累計はエッセンシャルケミカルズや機能材料、情報電子化学等が伸び悩んだ。 記:2024/04/12
4506 東証プライム
345
6/20 15:00
-6(%)
時価総額 137,276百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
5242 東証グロース
1,548
6/20 15:00
-18(%)
時価総額 1,471百万円
広告資料掲載サイト「メディアレーダー」とクチコミ情報サイト「トラミ―」が柱。独自機能の開発を強化。24.12期はメディアレーダーを牽引役に増収を計画。だが将来を睨んだ人材・広告投資が利益を圧迫する見込み。 記:2024/03/13
5803 東証プライム
3,120
6/20 15:00
-73(%)
時価総額 923,093百万円
大手電線メーカー。電力や通信、光のケーブル、光通信部品に加え、電子ワイヤやHDD部品などを手掛ける。24.3期3Qは自動車事業部門が黒字転換。北米での新車種立ち上げなどが寄与。通期業績予想を上方修正。 記:2024/03/04
6146 東証プライム
62,110
6/20 15:00
+980(%)
時価総額 6,727,569百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6361 東証プライム
12,045
6/20 15:00
-5(%)
時価総額 1,108,887百万円
ポンプメーカー最大手。風水力機械や浄水・排水等の環境装置を製造。半導体研磨装置やガス化溶融炉でも有力。CMP装置は世界2位。ごみ処理施設・エネルギープラントの受注500件を達成し、23.12期は増収増益。 記:2024/03/30
6367 東証プライム
23,025
6/20 15:00
+110(%)
時価総額 6,748,950百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6526 東証プライム
3,861
6/20 15:00
+43(%)
時価総額 687,575百万円
富士通とパナソニックのSoC事業を統合して誕生したファブレス半導体ベンダー。車載向けなどに経営資源を集中。製品売上は堅調。先端プロセスを中心とする売上増や円安効果が寄与。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/26
6857 東証プライム
5,836
6/20 15:00
+210(%)
時価総額 4,471,362百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
3,358
6/20 15:00
+55(%)
時価総額 6,808,154百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
34,890
6/20 15:00
+160(%)
時価総額 16,455,275百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8630 東証プライム
3,277
6/20 15:00
+42(%)
時価総額 3,245,810百万円
大手損保会社の一角。損保ジャパンを中核に、損害保険や生命保険、海外保険を提供する。介護・ヘルスケアにも注力。今期3Q累計は増収、利益は大幅改善した。海外保険の引受、資産運用が拡大。国内生損保も堅調に推移。 記:2024/04/02
3,137
6/20 15:00
+14(%)
時価総額 5,044,967百万円
3メガ損保の一角。三井住友海上、あいおい、ニッセイ同和が前身。国内損保を軸に、国内生保、海外保険等を展開。保険引受収益、資産運用収益ともに増加。24.3期3Q累計は収益伸長。通期利益予想を上方修正。 記:2024/04/13
5,420
6/20 15:00
-17(%)
時価総額 11,056,800百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
8795 東証プライム
2,618.5
6/20 15:00
-14(%)
時価総額 1,542,297百万円
生保大手。個人向けの大同生命や中小企業向けの太陽生命、乗合代理店市場向けのT&Dフィナンシャル生命が中核。新契約年換算保険料は増加。コンサル営業推進で主力商品の販売が伸びる。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/04/13