マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 23:00:34
15,278,413
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

自律反発狙いの買いが先行【クロージング】

2024/4/22 16:21 FISCO
*16:21JST 自律反発狙いの買いが先行【クロージング】 22日の日経平均は反発。370.26円高の37438.61円(出来高概算17億株)で取引を終えた。前週末に今年最大の下落となった反動から自律反発を狙った買いが先行。日経平均は取引開始直後に37511.80円まで値を戻した。また、先週末にイランとイスラエルの軍事衝突が激化しなかったことが投資家心理をやや上向かせたことも安心感につながった。ただ、前週末の米国市場でエヌビディア株が10%の急落となるなど、ハイテク株が下落したため、東京市場でも半導体関連株に値を消す銘柄が多く、上値を抑える要因となった。後場に入り、時間外取引でのナスダック100先物など米株先物が堅調に推移しているため、週明けの米ハイテク株の反発を期待した買いが入り、日中の高値圏で推移していた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1400を超え、全体の9割近くを占めた。セクター別では、鉱業と石油石炭を除く31業種が上昇。電気ガス、空運、陸運、証券商品先物の上昇が目立っていた、指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、中外薬<4519>、KDDI<9433>が堅調だった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、ディスコ<6146>が軟調だった。 地政学リスクへの懸念から前週末に急落した反動に加え、この週末に新たな軍事攻撃に関する報道がなく、中東情勢の緊迫化への懸念が幾分和らいだこともプラスに働き、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。銀行や商社、電力ガスなどのバリュー株中心に買い戻しの動きが強まった。一方、米国市場をけん引するエヌビディアなどマグニフィセント7の決算が今週から始まるのを前に、前週末の米国市場では、エヌビディア株が急落するなど半導体関連株が下落したため、東京市場で半導体関連株などグロース株に値を消す銘柄が目立ち、日経平均も一時15円安とマイナスに転じる場面もあった。 日経平均はひとまず反発したが、先行き懸念は拭えてない。地政学リスクについては、イスラエルは22日から29日までユダヤ教の祭日の一つ「過ぎ越しの祭り」に入っているため、追加の攻撃はないと考えられるだけに、祭り明けの動きには引き続き警戒が必要だろう。また、今週からは主要企業の決算発表が始まり、投資家の関心は、企業業績に向かう。先行きの業績予想がコンセンサスを上回る良好なものなのか、それとも市場予想に届かず、失望感が強まるのか見定めたいところだ。 《CS》
関連銘柄 8件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17