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注目銘柄ダイジェスト(前場):ローム、マニー、DELTA-Pなど

2024/4/9 11:35 FISCO
*11:35JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ローム、マニー、DELTA-Pなど ウエルシアHD<3141>:2400円(-82円) 大幅反落。前日に24年2月期の決算を発表、営業利益は432億円で前期比5.3%減となり、会社計画480億円を下回っての減益着地に。12-2月期は前四半期に続いての2ケタ減益となっている。25年2月期は470億円で同8.7%増の見通しとし、コンセンサス並みの水準とはなっているが、前期の下振れ着地などからもやや楽観的といった見方はあるようだ。また、ツルハHDとの統合に関しても新たな情報はなく、手仕舞い売りにつながっている。 マニー<7730>:1845円(-98円) 大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は42億円で前年同期比21.5%増となっている。従来計画の40.5億円もやや上回る水準で着地。アジア、北米、欧州地域を中心に販売が増加して売上高が好調に推移しているようだ。ただ、第1四半期実績の22.2億円、同27.1%増との比較からは大きなサプライズはなく、通期計画も据え置いていることで、短期的な出尽くし感が先行しているものとみられる。 ローム<6963>:2280円(-151.5円) 大幅反落。2029年満期、並びに2031年満期のユーロ円建CBの発行を発表している。2029年満期CBの転換価額は3063円でアップ率は25.97%、2031年満期CBの転換価額は2943円でアップ率は21.04%となり。トータルでの潜在株比率は17.26%となる。潜在的な希薄化を嫌気する動きが優勢に。調達資金2000億円は、東芝への出資に際して借り入れていたブリッジローンの返済資金の一部に充当する予定のもよう。 デュアルタップ<3469>:493円 カ - ストップ高買い気配。株主優待制度の新設を発表しており、材料視される展開になっている。6月末100株以上の株主が対象となり、クオカード4000円分を贈呈する。継続保有期間1年以上の株主には1000円分を追加する。株式の投資魅力の向上などを新設した目的としている。前日終値ベースでの優待利回りは9.7%の高水準となり、配当・優待利回りは12.7%となる格好に。 リソー教育<4714>:303円 カ - ストップ高買い気配。筆頭株主であるヒューリックが同社を連結子会社化すると発表している。TOBと第三者割当増資を組み合わせて、出資比率を現在の約20%から51%にまで引き上げる計画。TOB価格は1株あたり320円で前日終値比43%のプレミアム。TOB期間は9日から5月22日までで、発行済み株式の約25%の取得を目指す。買付予定数に上限はあるものの、子会社化後の業容改善期待もあって、まずはTOB価格サヤ寄せの動きに。 yutori<5892>:2049円(+25円) 大幅に反発。東証が9日から信用取引に関する規制措置を解除しており、売買活性化への期待から買いが入っている。東証は前日まで新規の売付及び買付に係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする規制措置を実施していた。日証金も貸借取引の銘柄別増担保金徴収措置を解除した。yutori株は前日に14%以上も急落しており、押し目買いも入っているようだ。 FRONTEO<2158>:645円(+4円) 3日ぶり反発。新規性・ポテンシャルの高い標的遺伝子を紹介する「Novel Targets Library」を開設したと発表している。独自技術の紹介の一環で、自社開発AI「KIBIT」を用い、創薬可能性の高い標的遺伝子を可視化する新たな解析手法を活用している。第1弾として「高血圧症」について新規標的遺伝子を公開した。今後、順次疾患の追加を予定しているという。 DELTA-P<4598>:849円(+41円) 大幅に反発。ベネトクラクス(VTX)治療前歴(1回)のある急性骨髄性白血病(AML)患者を対象とする開発品「DFP-10917」とVTXの併用療法の臨床第1/2相試験の実施が米食品医薬品局(FDA)から許可されたと発表している。AMLの標準療法(アザシチジンとVTXの併用療法)を凌駕できる可能性を見極めることが目的。DFP-10917は、AML(難治性・再発)を適応症とする点滴静注剤。 《ST》
関連銘柄 8件
2158 東証グロース
600
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 23,614百万円
eディスカバリサービスなどのリーガルテックAI事業が主力。不正検知システム「KIBIT Eye」などを手掛けるAIソリューション事業も展開。塩野義製薬と業務提携。リーガルテックAI事業は受注数が着実増。 記:2024/10/13
1,877.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 393,738百万円
ドラッグストアチェーン最大手。調剤薬局併設、24時間営業のウエルシア薬局を全国展開。イオン傘下。グループ店舗数は2800店舗超。からだ・くらしWelciaは売上増加傾向。PB物販売上構成比の引き上げ図る。 記:2024/10/20
3469 東証スタンダード
1,011
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 3,495百万円
資産運用型マンション「XEBEC」の開発・分譲等を行う不動産販売事業が主力。東京23区中心。不動産管理事業、海外不動産事業等も。不動産販売事業は販売チャネルの拡大図る。不動産管理事業は管理戸数が順調増。 記:2024/08/30
519
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 4,271百万円
抗がん剤開発に特化した研究開発型ベンチャー。徳島県徳島市に本社。パイプラインに抗がん剤候補化合物「DFP-10917」など。提携パートナーに日本ケミファなど。DFP-10917では生存患者の追跡調査継続。 記:2024/09/01
4714 東証プライム
291
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 49,996百万円
首都圏中心に個別学習塾「TOMAS」を展開。家庭教師派遣教育の「名門会」、幼児教育の「伸芽会」等も。TOB成立でヒューリック傘下に。リソー教育オンラインストアを開設。27.2期売上高382億円目標。 記:2024/06/09
5892 東証グロース
2,058
11/22 15:30
+11(%)
時価総額 9,666百万円
「9090」や「Younger Song」などアパレル事業を展開。自社ECサイト「YZ Store」の運営等も。ZOZO傘下。EC売上比率は7割超。実店舗は東名阪の都心部中心に出店。客単価上昇。多角化も。 記:2024/06/26
6963 東証プライム
1,414
11/22 15:30
-32.5(%)
時価総額 570,917百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。SiCなどパワーデバイスは生産能力増強進める。LSIの新商品開発で新規需要の獲得図る。 記:2024/10/20
7730 東証プライム
1,742
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 186,399百万円
手術用縫合針大手。手術用器具、眼科治療機器、歯科治療機器が主力。ステンレス微細加工技術や海外生産体制に強み。サージカル関連製品は好調。眼科ナイフはアジアや欧州、北米などで需要拡大。米国販社設立で拡大へ。 記:2024/11/03