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米国株高を映して買い戻し先行も上値の重い展開に【クロージング】

2024/4/8 15:49 FISCO
*15:49JST 米国株高を映して買い戻し先行も上値の重い展開に【クロージング】 8日の日経平均は反発。354.96円高の39347.04円(出来高概算15億6000万株)で取引を終えた。週末の米国市場で主要株価指数が上昇したことを受け、前週末の急落に対する自律反発を狙った買いが先行する格好から、日経平均は反発スタート。前場終盤には39617.36円まで水準を切り上げた。また、円相場が1ドル=151円後半へと円安に振れていることで、輸出関連株買いに安心感を与えた。ただ、自律反発の域は脱せず、上値を買い上がる雰囲気にはなかった。後場は利食い優勢のなか、上げ幅を縮めた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、輸送用機器、証券商品先物、石油・石炭製品、その他金融など31業種が上昇。一方、鉱業、空運の2業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>、トヨタ<7203>、ソフトバンクG<9984>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、中外薬<4519>、塩野義<4507>、安川電<6506>、資生堂<4911>が軟化した。 前週末の米国市場は、堅調な雇用統計を受け、米経済の先行き楽観的な見方から幅広い銘柄に買い戻しが入り、主要株価指数は上昇。SOX指数が1.33%高となるなど、ハイテク関連株の上昇が目立った。これを受け、指数寄与度の大きいハイテク関連やグロース株中心に値を上げる銘柄が目立ち、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。また、先週末の相場下落のきっかけとなった中東情勢については、「イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部から部隊を撤退させ、停戦に向けた新たな協議に取り組む姿勢を示した」ことなどから、地政学リスクへの懸念もいったんは和らぎ、買い戻しの動きを強める要因の一つになったとみられる。 日経平均は一時600円超上昇したものの、その後は伸び悩み、全般に迫力に欠けた展開だった。中東情勢についても、本当に停戦に向けての動きが強まるのか見極めたいと考える投資家が多いほか、インフレ高への警戒感も残る。また、今週は10日に3月の米消費者物価指数(CPI)、11日には米卸売物価指数(PPI)の発表を控える。早ければ6月にも予定される米国の利下げへ向けた経済状況を確認するためにも、結果を見極めたいところであり、積極的な売買は手控えられやすいところである。さらに、国内でも今月下旬からは主要企業の2024年3月期決算の発表が本格化する。来期以降の業績向上を見通せるのか確認したいとの見方も多い。 《CS》
関連銘柄 10件
4507 東証プライム
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-97(%)
時価総額 2,216,623百万円
製薬メーカー。抗HIV薬や抗インフル薬など感染症分野に強み。24.3期3Q累計は海外子会社及び輸出の売上が増加。セフィデロコルが欧米で伸びる。ロイヤリティー収入ではHIVフランチャイズ販売が堅調。 記:2024/03/05
4519 東証プライム
5,023
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時価総額 8,433,908百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4911 東証プライム
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時価総額 1,970,400百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6506 東証プライム
6,343
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-130(%)
時価総額 1,691,615百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6762 東証プライム
7,263
5/17 13:34
-3(%)
時価総額 2,823,651百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,531
5/17 13:34
+14(%)
時価総額 4,237,681百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,411
5/17 13:34
+59(%)
時価総額 55,650,421百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
8035 東証プライム
36,060
5/17 13:34
-760(%)
時価総額 17,007,086百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,090
5/17 13:34
-290(%)
時価総額 13,075,701百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,553
5/17 13:34
+14(%)
時価総額 14,736,426百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10