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米利下げ観測の後退や地政学リスクが警戒され39000円を割り込む【クロージング】

2024/4/5 16:11 FISCO
*16:11JST 米利下げ観測の後退や地政学リスクが警戒され39000円を割り込む【クロージング】 5日の日経平均は大幅反落。781.06円安の38992.08円(出来高概算18億2000万株)と3月15日以来約3週間ぶりに39000円を割り込んで取引を終えた。前日の米国市場で早期の利下げ観測が後退したことや中東情勢に対する警戒感も加わり、リスク回避の動きが強まった。日経平均は39237.39円と大幅安で始まり、前場終盤にかけては38774.24円まで下押しした。ただ、心理的な節目の39000円を割り込む水準では押し目を拾う動きがみられたほか、米国で5日に発表される雇用統計の結果も見極めたいと考える向きも多く、次第に模様眺めムードが広がり、38900円前後と日中の安値圏でもみ合っていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1000を超え、全体の約6割を占めた。セクター別では、繊維製品、陸運、石油石炭など8業種が上昇。一方、精密機器、証券商品先物、電気機器、機械など25業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、TOTO<5332>、キッコーマン<2801>、花王<4452>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が軟調だった。 前日の米国市場では、主要株価指数が下落した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が「インフレ率が横ばいで推移し続けるなら、利下げを行う必要があるのか疑問視される」と発言したことが早期利下げ観測の後退につながったほか、イランがシリアにおけるイラン大使館の攻撃への報復を行うとの宣言が地政学リスクの高まりを誘発させ、リスクオフの動きが強まった。東京市場でもこの流れが波及し、取引開始直後から広範な銘柄に売りが先行。日経平均下げ幅は一時1000円に迫る場面があった。また、円相場が一時150円台へと円安が一服したことが輸出採算の悪化につながった。 日経平均は下落したが、需給悪化の最悪期は脱しつつあるとの指摘もある。新年度入りとなった今週は期初の益出し売りに見舞われたほか、中東情勢の緊迫化、米利下げ観測の後退などが重なったためだ。機関投資家の益出し売りはほぼ峠を越えたとみていいだろう。また、原油価格の上昇によるインフレ再加速への懸念も10日に予定される米消費者物価指数(CPI)が前月との比較で鈍化が想定されており、インフレ懸念も落ち着きを取り戻すきっかけになるとの見方もある。 《CS》
関連銘柄 9件
2801 東証プライム
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時価総額 1,752,219百万円
しょうゆメーカー最大手。しょうゆに加え、つゆやたれ、トマト加工品、缶詰等の食品、野菜飲料や豆乳の飲料、酒類を製造、販売する。今期3Q累計は国内のしょうゆや食品が堅調に推移した。海外も食品が堅調だった。 記:2024/04/07
4063 東証プライム
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時価総額 11,820,878百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4452 東証プライム
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トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4523 東証プライム
6,779
5/17 15:00
-87(%)
時価総額 2,010,428百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
5332 東証プライム
4,206
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+28(%)
時価総額 744,382百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
6857 東証プライム
5,540
5/17 15:00
+23(%)
時価総額 4,244,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,010
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-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10