マーケット
5/17 11:35
38,782.08
-138.18
39,869.38
-38.62
暗号資産
FISCO BTC Index
5/17 12:08:51
10,204,208
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

米ハイテク株高を映してグロース株中心に買い戻される【クロージング】

2024/4/4 16:13 FISCO
*16:13JST 米ハイテク株高を映してグロース株中心に買い戻される【クロージング】 4日の日経平均は反発。321.29円高の39773.14円(出来高概算19億8000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株中心に買われた流れを引き継ぎ、東京市場も値がさハイテク株を中心に幅広く買われ、日経平均は一時40243.02円まで上げ幅を広げ、取引時間中としては2日以来の4万円乗せとなった。また、台湾での地震を受けて、米半導体大手エヌビディアが「半導体供給への影響を見込んでいない」と伝わったことも投資家心理の好転につながったほか、円相場が1ドル=151円台と円安傾向にあることも支援要因になったとみられる。ただ、週末に米雇用統計の発表を控えているため、積極的に上値を買い上がる雰囲気にはならず、買い一巡後は様子見ムードが強まり、大引けにかけては上げ幅を縮めた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、空運、水産農林、鉄鋼、陸運の4業種を除く29業種が上昇。電気ガス、非鉄金属、鉱業、保険の強さが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソシオネクスト<6526>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、ダイキン<6367>、アステラス薬<4503>が軟化した。 前日の米国市場はまちまちだったが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演で、これまでと変わらないスタンスを示したため、長期金利の上昇が一服したことが支援材料となり、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。また、伊藤忠<8001>が前日、中期経営計画で自社株買いや成長分野への投資などを発表したため、関係者からは「決算発表を前に、株主還元の拡大などへの期待が再び盛り上がっている」とされ、バリュー株などにも投資資金がシフトした。ただ、朝高の東エレクやレーザーテックなど半導体株の一角がマイナスに転じ、全般にも利食い売りが次第に増えた。 機関投資家による期初の益出し売りが峠を越えたとの見方が出ている一方、東証が上場企業に対して行った、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を要請してから1年が経過しようとするなか、企業側の行動が増えるのではないかとの思惑から外国人買い復活期待、新NISA(少額投資非課税制度)資金の国内株式市場への流入期待が相場を支えている。ただ、目先的には5日に米雇用統計の発表を控え、堅調な労働市場が続けば再び早期利下げ観測の後退につながりかねないだけに、雇用統計の結果と米国市場の動きを見極めてからでも遅くはなく、目先は値固め局面が継続しそうだ。 《CS》
関連銘柄 11件
4503 東証プライム
1,492.5
5/17 11:30
-21(%)
時価総額 2,740,009百万円
製薬大手。がん領域や免疫疾患領域に強み。細胞医療分野や遺伝子治療分野を強化へ。24.3期3Q累計は柱の前立腺がん薬が伸長。だが新規更年期障害薬の米国展開に遅れ。株式報酬宇費用や組織改革費用も利益の重石に。 記:2024/02/14
7,712
5/17 11:30
+2(%)
時価総額 13,079,244百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6367 東証プライム
25,130
5/17 11:30
-90(%)
時価総額 7,365,955百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6526 東証プライム
4,376
5/17 11:30
-54(%)
時価総額 779,287百万円
富士通とパナソニックのSoC事業を統合して誕生したファブレス半導体ベンダー。車載向けなどに経営資源を集中。製品売上は堅調。先端プロセスを中心とする売上増や円安効果が寄与。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/26
6762 東証プライム
7,281
5/17 11:30
+15(%)
時価総額 2,830,649百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6920 東証プライム
43,180
5/17 11:30
+410(%)
時価総額 4,071,269百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6954 東証プライム
4,595
5/17 11:30
-15(%)
時価総額 4,638,868百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
8001 東証プライム
7,238
5/17 11:30
-27(%)
時価総額 11,471,434百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
36,080
5/17 11:30
-740(%)
時価総額 17,016,519百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,060
5/17 11:30
-320(%)
時価総額 13,066,154百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,518
5/17 11:30
-21(%)
時価総額 14,676,122百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10