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日銀の政策修正を織り込み買い戻し強まる【クロージング】

2024/3/18 16:02 FISCO
*16:02JST 日銀の政策修正を織り込み買い戻し強まる【クロージング】 18日の日経平均は大幅反発。1032.80円高の39740.44円(出来高概算18億4000万株)で取引を終えた。上げ幅は今年2番目の大きさだった。前週末の米国市場は下落したものの、米長期金利の上昇を背景にした円安が材料視され、自動車、電子部品など輸出関連株を中心に幅広い銘柄に買いが先行した。日経平均はギャップアップして始まり、その後もじりじりと値を上げる展開となった。また、本日から始まった日銀の金融政策決定会合における、マイナス金利解除は織り込み済みであり、買い戻しの動きが活発化した。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の8割近くを占めた。セクター別では、電気ガス、石油石炭の2業種を除く31業種が上昇。不動産、機械、証券商品先物、パルプ紙、ゴム製品、電気機器の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が堅調だった半面、東電力HD<9501>、三菱倉<9301>、が軟化した。 米国市場では早期利下げ観測の後退から米長期金利は上昇し。主要株価指数は下落した。ただ、円相場が1ドル=149円台へと円安が進んでいるため、輸出関連株買いが優勢となった。また、米国では18日、米半導体大手エヌビディアが年次開発者会議を開催する予定で、再び半導体など人工知能(AI)関連株に投資家の関心が集まるとの思惑が広がり、東エレクや、アドバンテスなどが大幅に反発したことも投資家心理の好転につながり、日経平均の上げ幅は1000円を超えた。 きょうの相場は、政策正常化後も緩和的な金融政策スタンスは維持され、極端な引き締め方向には向かわないとの見方が台頭し、株高に寄与したとみられる。ただ、あすの取引終了後に予定される日銀の植田和男総裁の会見で、年内にもう一段の利上げを示唆する内容のコメントが出てくるのかどうかに関心が移っている。テクニカル的には日経平均が11日の急落局面で空けたマドを埋めてきたことから、中銀イベントを波乱なく通過すれば、再び上昇基調に回帰していくことになると、強気の声も聞かれ始めている。 《CS》
関連銘柄 7件
6857 東証プライム
5,117
5/10 15:00
+11(%)
時価総額 3,920,487百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6920 東証プライム
40,940
5/10 15:00
-80(%)
時価総額 3,860,069百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
8035 東証プライム
35,000
5/10 15:00
-210(%)
時価総額 16,507,155百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9301 東証プライム
5,197
5/10 15:00
+17(%)
時価総額 425,951百万円
国内最大級の倉庫・港湾運送企業。医薬品物流のアウトソーシングでトップシェア。オフィスビル賃貸や不動産開発も展開。海運大手や製薬会社が主要顧客。国際運送取扱事業を中心に収入が減少し、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/04
956
5/10 15:00
+4.2(%)
時価総額 1,536,309百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。フュエル&パワー部門は黒字転換。燃料費調整制度の期ずれの影響が好転。営業費用減少。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25
9983 東証プライム
40,720
5/10 15:00
+90(%)
時価総額 12,957,959百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,877
5/10 15:00
+141(%)
時価総額 13,571,709百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10