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売り優勢も先高感を背景に押し目買い意欲が強い【クロージング】

2024/2/19 15:58 FISCO
*15:58JST 売り優勢も先高感を背景に押し目買い意欲が強い【クロージング】 19日の日経平均は3営業日ぶりに小反落。16.86円安の38470.38円(出来高概算15億9000万株)で取引を終えた。急ピッチの上昇に対する反動や前週末の米国市場で主要株価指数が下落したため、利益確定売りが先行して始まり、日経平均は前場終盤かけて下げ幅を広げ、38281.70円まで水準を切り下げた。ただ、19日の米国市場はプレジデントデーで休場となるため、海外投資家の動きは鈍く、同日の米国では注目される経済指標の発表もないため、日本株の先高期待を背景にした押し目買いも散見され、大引けにかけて戻り歩調に転じ、下げ幅を縮めた。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、銀行、水産農林、卸売、証券商品先物など26業種が上昇。一方、その他製品、電気機器、ゴム製品など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、三菱商<8058>、ファナック<6954>、三井物<8031>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、任天堂<7974>、中外薬<4519>が軟調だった。 前週末の米国市場では、1月の卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回る結果となったため、早期の利下げ期待が後退した。東京市場でも利益確定の流れが先行する格好となった。また、次世代ゲーム機の発売延期が一部で報じられた任天堂が急落したことも指数の押し下げ要因につながった。一方、孫正義会長兼社長が最大1000億ドルを調達し、人工知能(AI)向け半導体を生産する新会社の設立を検討していると伝わったソフトバンクGが買われたほか、銀行や商社といったバリュー株には値を上げるものが目立ち、相場を下支えしていた。 日経平均は先週後半の上昇でやや過熱感もあり、当然の調整との見方が多い。また、投資家の関心は21日に発表が予定される米エヌビディアの決算であり、結果を受けた米国市場の動向に集まっている。同社を含むAI関連株への期待が先行するなか、好決算を受けて楽観相場が続くのか、それとも織り込み済みとなり、材料出尽くし感につながるのか見極めたいと考える向きが多い。 《CS》
関連銘柄 10件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8058 東証プライム
2,646.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17