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売り先行スタートも36000円割れでは押し目待ちの買い【クロージング】

2024/1/31 15:52 FISCO
*15:52JST 売り先行スタートも36000円割れでは押し目待ちの買い【クロージング】 31日の日経平均は3日続伸。220.85円高の36286.71円(出来高概算17億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株中心に売られた流れを映して、東京市場でも半導体関連株など値がさ株中心に値を消す銘柄が増え、日経平均は取引開始直後に35704.58円まで水準を切り下げ、心理的な節目の36000円台を割り込む場面があった。また、日本時間のあす未明に判明する米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を前にした持ち高調整の売りが出たことも重しになった。ただ、節目を割り込んだことで買い遅れている向きからの押し目買いが入ったほか、海外年金などの買いも入り始めたとの声も聞かれ、後場中盤以降にはプラスに転じ、大引け間際には36292.53円まで上昇した。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、銀行、電気ガス、不動産、その他金融など29業種が上昇。一方、石油石炭、鉱業、海運、金属製品の4業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、TDK<6762>、コマツ<6301>、テルモ<4543>が堅調だった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ダイキン、<6367>、アドバンテス<6857>が軟調だった。 前日の米国市場では、主要ハイテク企業の決算発表前に利益確定売りが先行し、ナスダック指数やSOX指数は下落した。また、取引終了後に決算を発表したグーグルの親会社アルファベットや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズが時間外取引で急落したことも響き、値がさハイテク株中心に売り先行で始まり、日経平均の下げ幅は一時350円を超えた。 また、取引開始前に発表された1月開催の日銀金融政策決定会合の主な意見で、早期のマイナス金利政策の解除に対する思惑が台頭したことも相場の重荷になったようだ。一方、政策修正への思惑から国内長期金利が上昇しているため、銀行株などに値を上げる銘柄が増えたほか、好決算銘柄にも投資資金がシフトした。加えて、取引終盤には海外勢とみられるインデックス買いなども観測されていたようだ。 投資家の関心はFOMCの結果と、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容に移っている。その上で、声明文から利上げバイアスが取り除かれるのか、パウエル議長の会見で利下げ開始時期についてどこまで踏み込んだ発言があるのか、米景気がソフトランディングに向かう自信をさらに深めているのかなどが焦点となろう。また、国内主要企業の決算発表も本格化しており、業績動向を確認したいと考える投資家も多い。目先は決算を受けた選別色の強い展開が続くことになりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4543 東証プライム
2,790.5
5/20 12:49
+67(%)
時価総額 4,159,790百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
6301 東証プライム
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5/20 12:49
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時価総額 4,555,296百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6367 東証プライム
24,885
5/20 12:49
-220(%)
時価総額 7,294,142百万円
エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
6762 東証プライム
7,435
5/20 12:49
+173(%)
時価総額 2,890,520百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,549
5/20 12:49
+9(%)
時価総額 4,251,472百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,698
5/20 12:49
+101(%)
時価総額 4,742,852百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7751 東証プライム
4,381
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+50(%)
時価総額 5,843,216百万円
カメラ、複合機大手。レーザープリンターやデジカメで世界首位。光学技術に強み。レンズ交換式デジタルカメラはミラーレスカメラの新製品中心に堅調。ネットワークカメラ等も需要増。23.12期3Qは増収増益。 記:2024/01/16
8035 東証プライム
36,180
5/20 12:49
+90(%)
時価総額 17,063,682百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,480
5/20 12:49
+470(%)
時価総額 13,199,807百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,466
5/20 12:49
-84(%)
時価総額 14,586,529百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10