マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 12:01:53
15,257,231
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日銀会合後は次第に目先の利益を確保する流れに【クロージング】

2024/1/23 15:53 FISCO
*15:53JST 日銀会合後は次第に目先の利益を確保する流れに【クロージング】 23日の日経平均は小反落。29.38円安の36517.57円(出来高概算16億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が相場のけん引役となり、主要株価指数が上昇した流れを背景に半導体関連株など値がさ株を中心に幅広い銘柄が買われた。また、正午過ぎに判明した日銀の金融政策決定会合結果は金融政策の現状維持が決まり、短期筋による仕掛け買いなどが入り、後場取引開始直後には36984.51円と37000円の大台回復目前に迫る場面もあった。 ただ、日銀会合結果は大方の想定通りで次第に材料出尽くし感が台頭。利益確定売りが膨らみ、日経平均は一時36436.07円まで水準を切り下げ、マイナスに転じた。もっとも、植田和男日銀総裁の記者会見の内容を見極めたいとの思惑から売りも続かず、様子見ムードが広がっていた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、精密機器、医薬品、食料品など7業種が上昇。一方、電気ガス、陸運、繊維製品、海運など25業種が下落し、保険は変わらず。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、テルモ<4543>、エムスリー<2413>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>が軟調だった。 前日の米国市場は、ハイテク株中心に上昇する展開となり、NYダウ、S&P500指数はいずれも史上最高値を更新した。東京市場もこの流れを受け、買い優勢の展開から始まった。また、米紙が「中国を見限る投資家、日本株に殺到」と伝えたため、海外勢の日本株選好への期待が高まっているほか、米メディアが「中国が株式市場の下支え策を検討している」と報じ、上海や香港などアジア市場は軒並み値を上げていることも支援材料となり、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。ただ、日銀会合の結果は、現状維持は織り込み済みで、次第に目先の利益を確保する売りが優勢となり、日経平均はマイナスに転じた。 日銀会合では、大方想定通りの結果だったため、投資家の関心は植田総裁の会見内容に移っている。マイナス金利の解除に向けた地ならし的な発言が出てくれば、円高圧力が強まる可能性があり、株式市場は年初からの上昇で過熱感が高まっているだけに、目先は調整局面に入る可能性も想定される。一方、年初からの上昇で買い遅れている投資家も多く、株価水準が切り下がれば積極的に押し目を拾う向きも出てくることも考えられ、調整場面も短期で済む場合もあるだろう。 《CS》
関連銘柄 7件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25