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利食い売りと円安による収益期待からの買いが交錯【クロージング】

2024/1/18 15:51 FISCO
*15:51JST 利食い売りと円安による収益期待からの買いが交錯【クロージング】 18日の日経平均は小幅に3日続落。11.58円安の35466.17円(出来高概算14億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを映して売りが先行して始まった。その後は円相場が一時1ドル=148円台へと円安が進んだため、自動車など輸出関連株への業績期待が広がり、日経平均は下げ幅を縮め、前場終盤には35728.09円まで水準を切り上げた。買い一巡後は、外国人投資家による日本株再評価への思惑や新NISA(少額投資非課税制度)開始による個人マネー流入期待に対して、短期的な過熱感から利食い売りが出るなか、前日終値を挟んでの推移となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が860を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、輸送用機器、ゴム製品、その他製品など10業種が上昇。一方、陸運、保険、電気ガス、化学など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、TDK<6762>、トヨタ<7203>、レーザーテック<6920>が堅調だった半面、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ネクソン<3659>、日東電工<6988>、中外薬<4519>が軟化した。 前日の米国市場は、昨年12月の小売売上高が市場予想を上回り、米経済の底堅さが示され、早期利下げ期待が後退し主要株価指数は下落した。東京市場もこの流れを受けて売り先行したものの、円相場は昨年12月以来の円安水準となったことなどから、輸出関連株の上昇が相場を支えた。関係者からは「今年度下期の国内輸出企業の想定為替レートは1ドル=140円~145円のところが多く、足元の水準が続くのなら、円安による収益押し上げ効果が期待される」とみている。 「証券会社の口座で待機資金を運用するマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高が16兆円に迫り、過去最高水準となった」と伝わるなど、1月からの新NISA(少額投資非課税制度)開始効果が続いているとされ、株式市場への資金流入期待は根強い。ただ、本格化する主要企業の決算を控えていることもあり、決算内容を見極めたいところでもある。なお、米国では本日、新規失業保険申請件数や住宅着工件数が発表される。米国経済の底堅さが改めて示され、さらに利下げ期待が後退するのか確認したいとの見方が多い。 《CS》
関連銘柄 10件
3659 東証プライム
2,197
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+48.5(%)
時価総額 1,902,323百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6988 東証プライム
2,403.5
11/22 15:30
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時価総額 1,698,700百万円
1918年創業の高機能材料メーカー。偏光板やフレキシブルプリント基板等のオプトロニクス部門、インダストリアルテープ部門が柱。核酸の受託製造、衛生材料等も。情報機能材料ではハイエンド製品向けに注力。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8035 東証プライム
22,250
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+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17