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ファーストリテがけん引し連日で昨年来高値を更新【クロージング】

2024/1/12 16:16 FISCO
*16:16JST ファーストリテがけん引し連日で昨年来高値を更新【クロージング】 12日の日経平均は大幅に5日続伸。527.25円高の35577.11円(出来高概算18億3000万株)と連日で昨年来高値を更新して取引を終えた。値がさ株を中心に買いが先行し、日経平均は取引開始直後には35839.65円まで上げ幅を広げた。また、好調な第1四半期決算を発表したファーストリテ<9983>が一時7%近く上昇したことも投資家心理を上向かせた。ただ、週末に加え、連日の上昇で短期的な高値警戒感も台頭しており、利益を確保する売りもみられ、35500円前後でのこう着が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、鉱業、その他製品、精密機器、サービスなど18業種が上昇。一方、証券商品先物、パルプ紙、銀行、空運など15業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、TDK<6762>が堅調だった半面、エーザイ<4523>、ネクソン<3659>、7&iHD<3382>、大和ハウス<1925>が軟化した。 前日の米国市場は、米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、早期の利下げへの思惑が後退したものの、主要株価指数は小幅ながら続伸した。また、東京市場は米株高の流れを引き継いだほか、1月限のオプションの特別清算指数(SQ)算出に絡んだ買いも加わり、日経平均の上げ幅は一時700円を超える場面もあった。また、新NISA(少額投資非課税制度)の開始により、マイナス金利を敬遠した家計の資金が株式市場に本格シフトし始めているといった声も聞かれた。 ただ、急ピッチの上昇に対する警戒感や1月限の特別清算指数(SQ)算出日を無事に通過したことで、目先は騰勢が一服することが想定される。また、米国では12日、バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなどの金融機関の決算が発表されるほか、国内でも本日に安川電<6506>や15日の東宝<9602>など2月期決算企業の第3四半期決算が発表され、投資家の関心は徐々に企業業績に向かっていこう。また、東証が15日、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」企業を公表するため、これまでに対応を「検討中」としている企業からは今後、資本政策や株主還元の見直しが増えるといった期待が下支えとなりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
1925 東証プライム
4,690
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 3,092,957百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
2,556.5
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 6,658,547百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める持株会社。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。海外コンビニ事業は店舗網の拡大、オリジナル商品の強化等に注力。 記:2024/10/24
3659 東証プライム
2,197
11/22 15:30
+48.5(%)
時価総額 1,902,323百万円
PCオンラインゲーム、モバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。北米及び欧州は売上伸長。「デイヴ・ザ・ダイバー」などが売上貢献。 記:2024/06/13
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
9,824
11/22 15:30
+288(%)
時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6506 東証プライム
4,157
11/22 15:30
-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
9602 東証プライム
6,019
11/22 15:30
+29(%)
時価総額 1,122,489百万円
国内最大の映画製作・配給会社。劇場用映画の製作・配給、「TOHOシネマズ」の運営等を行う映画事業が主力。演劇事業や不動産事業等も手掛ける。アニメは海外営業収入が成長。不動産事業はM&A効果が売上貢献。 記:2024/10/29
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25