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急激な円高進行で輸出関連株中心に売りが優勢【クロージング】

2023/12/4 15:59 FISCO
*15:59JST 急激な円高進行で輸出関連株中心に売りが優勢【クロージング】 4日の日経平均は続落。200.24円安の33231.27円(出来高概算13億1000万株)で取引を終えた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受け、円相場が一時1ドル=146円台前半まで円高が進んだため、自動車関連株など輸出関連株を中心に売りが先行。日経平均は取引開始直後には33023.04円まで水準を切り下げ、心理的な節目の33000円に迫った。ただ、33000円近辺では押し目を拾う動きが見られ下げ幅を縮めたが、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、33200円を挟んだ全般は様子見ムードの強い展開が続いた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が900を超え、全体の過半数を占めた。セクター別では、海運、不動産、小売、情報通信の4業種を除く29業種が下落。輸送用機器、鉱業、銀行、パルプ紙の下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、トレンド<4704>、中外薬<4519>、TDK<6762>、レーザーテック<6920>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、トヨタ<7203>、バンナムHD<7832>、デンソー<6902>が軟調だった。 注目されたパウエルFRB議長はイベントで、米国のインフレ率に関して目標を大幅に上回っているが、低下基調にあることを踏まえ「正しい方向に進んでいる」との見解を示したが、これが従来の発言よりややタカ派姿勢が薄れていると受け止められ、米長期金利は低下し、円相場が円高に振れた。日経平均の下げ幅は一時400円を超えた。節目割れには至らず、一時は33300円台まで値を戻したものの、円高を警戒した輸出関連株への売りは継続しており、33200円前後で軟調地合いが続いた。 日経平均は朝方に比べ円高が一服したことなどから下げ渋りを見せたが、投資家の関心は米国の金融政策の行方となる。日米両国の市場にとって最も良いシナリオは米景気が底堅いうちに利下げが実施されることだ。今週の雇用統計などの経済指標には関心が集まるほか、来週に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)の中身にも関心が集まろう。また、今週の先物市場はメジャーSQによる需給が中心になるため、積極的に売り買いを仕掛ける向きは少ないと考えられ、模様眺めムードの強い展開が続くことが予想される。 《CS》
関連銘柄 10件
4519 東証プライム
6,264
7/26 15:00
+238(%)
時価総額 10,517,619百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4704 東証プライム
7,227
7/26 15:00
+49(%)
時価総額 1,017,540百万円
ウイルス対策ソフトで国内トップ。世界でも上位に位置。24.12期は欧州・アジア太平洋地域を牽引役に売上伸長を想定。販管費を前期並みに抑えて営業最高益を見込む。リストラ関連特損は解消。配当性向は70%目安。 記:2024/03/11
6367 東証プライム
21,900
7/26 15:00
+215(%)
時価総額 6,419,197百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
9,584
7/26 15:00
+43(%)
時価総額 3,725,991百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6902 東証プライム
2,371.5
7/26 15:00
-19.5(%)
時価総額 7,474,446百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
25,640
7/26 15:00
-1,100(%)
時価総額 2,417,493百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,909
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-111(%)
時価総額 47,460,297百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
3,136
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-28(%)
時価総額 2,088,576百万円
バンダイ、ナムコの経営統合で2005年に誕生した持株会社。トイホビー事業、デジタル事業が主力。IP活用に強み。アミューズメント施設の運営等も。総還元性向は50%以上目標。トイホビー事業は堅調続く見通し。 記:2024/06/25
8035 東証プライム
27,625
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時価総額 13,028,862百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9984 東証プライム
9,174
7/26 15:00
-191(%)
時価総額 15,806,380百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17