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利食い売り先行も押し目待ち狙いの買いが入りやすい【クロージング】

2023/11/16 15:58 FISCO
*15:58JST 利食い売り先行も押し目待ち狙いの買いが入りやすい【クロージング】 16日の日経平均は4日ぶりに反落。95.29円安の33424.41円(出来高概算14億5000万株)で取引を終えた。前日に今年最大の上げ幅を記録したため短期的な高値警戒感から利食い売りが先行して始まった。ただ、円相場が再び1ドル=151円台に乗せてきているため、自動車など輸出関連株などの一角がしっかりで、前場中盤にかけては33614.13円と切り返す場面もあった。その後、米中首脳会談後の会見で、バイデン米大統領が「中国の習近平国家主席は独裁者」などとするヘッドラインが伝わったことを受け、米中関係悪化が懸念され、半導体関連など値がさ株中心に再び売りが強まり、日経平均は再度マイナスに転じ、33233.84円まで下押した。しかし、日本株の年末ラリーへの期待は根強く、売り一巡後は押し目を拾う動きが強まり下げ渋りを見せた。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、石油石炭、サービス、鉄鋼など9業種が上昇。一方、小売、医薬品、食料品、証券商品先物など23業種が下落し、不動産は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、リクルートHD<6098>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、KDDI<9433>、第一三共<4568>、キッコーマン<2801>、エムスリー<2413>が軟調だった。 前日の米国市場は、10月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことを受け、高インフレに対する懸念が薄らいだことがプラス材料になり、主要株価指数は上昇した。ただ、東京市場は急ピッチの上昇に対する反動から利益確定売りが先行する展開だった。前場終盤にかけて、米中首脳会談後のバイデン大統領の発言を速報したことで、米中摩擦激化への懸念から先物売りが増加したほか、現物市場でも半導体関連株などが売られる場面も見られ、日経平均の下げ幅は一時280円を超えた。 日経平均は今月に入り9%近く上昇しているため、当然の一服とみる向きが多い。また、米中関係悪化に関するヘッドラインを受けて、利食い売りが出たが、目先の過熱感が解消されれば、再び日経平均は、7月に記録した年初来高値更新を目指す動きになっていくことになるだろう。また、国内主要企業の決算発表が一巡し、改めて堅調な企業業績への期待感も台頭し始めており、株価水準が下がったところでは、押し目狙いのスタンスで望みたい。 《CS》
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医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2801 東証プライム
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1917年創業のしょうゆメーカー最大手。しょうゆ関連調味料やデルモンテ調味料の食品部門、豆乳飲料等の飲料部門、酒類部門などでも事業展開。海外売上高比率は7割超。海外のしょうゆ部門では新規市場開拓進める。 記:2024/09/01
4063 東証プライム
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時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4568 東証プライム
4,435
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時価総額 8,635,096百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
9,824
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時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6857 東証プライム
9,447
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時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6920 東証プライム
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時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
9433 東証プライム
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時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9984 東証プライム
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17