マーケット
5/10 11:35
38,311.63
+237.65
39,387.76
+331.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/10 12:18:52
9,804,818
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

節目の33000円目前に迫るなか、次第に利食い優勢に【クロージング】

2023/11/13 15:52 FISCO
*15:52JST 節目の33000円目前に迫るなか、次第に利食い優勢に【クロージング】 13日の日経平均は小反発。17.00円高の32585.11円(出来高概算14億7000万株)で取引を終えた。前週末の米国市場でハイテク関連株が買われた流れや、先週末に2024年3月期通期の業績予想を上方修正した東エレク<8035>が一時5%超上昇したこともあり、日経平均は取引開始後に32913.31円まで上伸し、心理的な節目の33000円目前に迫る場面もあった。ただ、米格付け会社ムーディーズが米国債の格付け見通しを引き下げたほか、米政府のつなぎ予算の期限が17日に迫るなか、政府機関の閉鎖に対する警戒感もくすぶっており、次第に買い見送りムードが広がり、日経平均は一時32499.28円とマイナスに転じる場面もあった。 東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1000となり、全体の約6割を占めた。セクター別では、倉庫運輸、ゴム製品、保険、その他製品など17業種が上昇。一方、化学、海運、建設、サービスなど16業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク、TDK<6762>、アドバンテス<6857>、セコム<9735>が堅調だった半面、資生堂<4911>、日産化<4021>、ニトリHD<9843>が軟調だった。 前週末の米国市場は、米中首脳会談が15日に開催されることが決まったほか、半導体世界大手TSMCは、10月の売上高が前年同月比15.7%増と8カ月ぶりプラスとなったと発表したことから、半導体関連株中心に買われ、主要株価指数は上伸。なかでもSOX指数が4%を超える上げとなったことが東京市場でも好感された。また、為替市場で円相場が一時1ドル=151円台後半まで円安が進んだことも、輸出関連株の一角に投資資金がシフトした。 国内主要企業の決算発表はピークを超え、投資家の関心は米景気の動向などマクロ面の行方に移っていくことになるだろう。今週は米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高、米鉱工業生産指数などの発表が予定されており、米長期金利の動向にも影響を与えることになろう。また、米連邦政府の新たなつなぎ予算法案の成立に黄色信号が点っているため、審議の行方も気掛かり材料だ。外部環境の動向をにらみながら、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。 《CS》
関連銘柄 7件
4021 東証プライム
5,489
5/10 11:30
+23(%)
時価総額 775,596百万円
大手化学メーカー。液晶配向膜や半導体材料に加え、農薬や動物薬などの農業化学品を展開。自社開発殺虫剤「グレーシア」や液晶配向材用ポリイミド「サンエバー」に注力。半導体材料の停滞もあり、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/03/28
4911 東証プライム
4,488
5/10 11:30
-2(%)
時価総額 1,795,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6762 東証プライム
7,012
5/10 11:30
-128(%)
時価総額 2,726,069百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
5,105
5/10 11:30
-1(%)
時価総額 3,911,293百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
35,180
5/10 11:30
-30(%)
時価総額 16,592,049百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9735 東証プライム
10,665
5/10 11:30
+85(%)
時価総額 2,488,145百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9843 東証プライム
20,755
5/10 11:30
+125(%)
時価総額 2,375,264百万円
家具・インテリア最大手。企画、製造、物流、販売の一貫体制を構築。商品の8割超を自社開発し、9割超を海外調達。富士通の配送最適化技術を活用した配送ルート作成の運用を開始。業容好調で3Q累計は増収・増益。 記:2024/02/09