マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 10:44:04
15,228,426
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日銀の過度な政策変更への警戒が和らく【クロージング】

2023/10/31 15:55 FISCO
*15:55JST 日銀の過度な政策変更への警戒が和らく【クロージング】 31日の日経平均は反発。161.89円高の30858.85円(出来高概算19億8000万株)で取引を終えた。日銀の金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(YCC)の再修正が行われたが、マイナス金利解除といった過度な政策修正への警戒感が後退し、日経平均は後場中盤に向けて上げ幅を広げ、一時30973.66円まで買われた。節目の31000円台回復目前に迫ったが、取引終了後に植田和男日銀総裁の記者会見を控えているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなか、次第に模様眺めムードが広がり、30800円前後での推移となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運、電気機器、電気ガスの3業種を除く30業種が上昇し、保険、水産農林、食料品、小売の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、デンソー<6902>、レーザーテック<6920>、TDK<6762>、東エレク<8035>が軟調だった。 前日の米国市場では主要株価指数は上昇したものの、SOX指数は1.3%安となったこともあり、東京市場では半導体関連株に売りが先行して始まった。一方、日銀の政策修正に関する観測報道が伝わったことで、金利上昇への思惑から金融株には値を上げる銘柄が目立った。午後に判明した日銀会合の結果は、観測報道通りの内容だった。関係者からは「マイナス金利政策の解除はなく、観測報道通りだった」とし、過度な政策修正への懸念が後退。日経平均は後場に入ると上げ幅を広げ、一時250円を超える上昇となった。その後は、FOMCの結果や米経済指標や国内外の主要企業の決算発表などを控えており、それらを見極めたいと考える向きも多く、こう着感が強まった。 FOMCでは、政策金利の据え置きが大方の見方だが、年内にあと1回の利上げがあるのかどうかを探る展開になり、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容も確認したいだろう。また、米国ではアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、キャタピラーなどの決算発表が予定されており、業績動向も気掛かり材料となりそうだ。 《CS》
関連銘柄 10件
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6902 東証プライム
2,267.5
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 7,146,661百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。1949年にトヨタから分離独立。サーマルシステム、パワトレインシステム等を手掛ける。インバータで世界トップシェア。FA関連等の非車載事業も。電動化製品、安心・安全製品を拡販。 記:2024/10/07
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25