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日銀の過度な政策変更への警戒が和らく【クロージング】

2023/10/31 15:55 FISCO
*15:55JST 日銀の過度な政策変更への警戒が和らく【クロージング】 31日の日経平均は反発。161.89円高の30858.85円(出来高概算19億8000万株)で取引を終えた。日銀の金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(YCC)の再修正が行われたが、マイナス金利解除といった過度な政策修正への警戒感が後退し、日経平均は後場中盤に向けて上げ幅を広げ、一時30973.66円まで買われた。節目の31000円台回復目前に迫ったが、取引終了後に植田和男日銀総裁の記者会見を控えているほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなか、次第に模様眺めムードが広がり、30800円前後での推移となった。 東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1400を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、海運、電気機器、電気ガスの3業種を除く30業種が上昇し、保険、水産農林、食料品、小売の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、テルモ<4543>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、中外薬<4519>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、デンソー<6902>、レーザーテック<6920>、TDK<6762>、東エレク<8035>が軟調だった。 前日の米国市場では主要株価指数は上昇したものの、SOX指数は1.3%安となったこともあり、東京市場では半導体関連株に売りが先行して始まった。一方、日銀の政策修正に関する観測報道が伝わったことで、金利上昇への思惑から金融株には値を上げる銘柄が目立った。午後に判明した日銀会合の結果は、観測報道通りの内容だった。関係者からは「マイナス金利政策の解除はなく、観測報道通りだった」とし、過度な政策修正への懸念が後退。日経平均は後場に入ると上げ幅を広げ、一時250円を超える上昇となった。その後は、FOMCの結果や米経済指標や国内外の主要企業の決算発表などを控えており、それらを見極めたいと考える向きも多く、こう着感が強まった。 FOMCでは、政策金利の据え置きが大方の見方だが、年内にあと1回の利上げがあるのかどうかを探る展開になり、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容も確認したいだろう。また、米国ではアドバンスト・マイクロ・デバイセズ、キャタピラーなどの決算発表が予定されており、業績動向も気掛かり材料となりそうだ。 《CS》
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4519 東証プライム
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大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
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6367 東証プライム
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6762 東証プライム
9,803
6/26 15:00
+243(%)
時価総額 3,811,132百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6857 東証プライム
6,222
6/26 15:00
+408(%)
時価総額 4,767,104百万円
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6902 東証プライム
2,497.5
6/26 15:00
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時価総額 7,871,571百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
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半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
8035 東証プライム
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時価総額 16,813,716百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9433 東証プライム
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国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
41,300
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時価総額 13,142,527百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10